辞世

rose

地震原発に関する不安ばかり書いていたのだけど、実はそれ並みの激震がわたくしの私生活に走っております。というわけで、要点をまとめる。



この度、4月末にて会社を辞めることになりました。憧れの銀座オーエルでしたが甘くはなかった。入社1週間で転職求人内容とはおよそ違う業務内容の部門に異動、22時まで残業当たり前(そして、会社の収益が怪しくなると業務量そのままで残業禁止…これはどこの会社でも同じですが)、引継ぎなしでも「なんでこんな事も知らないんだ!」と責められるの当たり前、でも社訓が「自責本位」なので不満も言えない…といろいろありました。職場にいい人もいたんですが、辛いことや理不尽なことのほうがずっと多かった。偏頭痛をはじめとする体調不良にも悩まされました。あと、会社から離れた時、久しぶりに会う人に「子供は?」と言われるのも辛かったなあ。生理とか平気で3〜4か月止まってたから、そんなの考えることもできなかったよ。子供以外にも、家事・主婦業と仕事が全然両立できない自分にも腹が立ちました。



退職を決めたのはいいですが、以来、不安で死にそうです。何しろ稼がない生活というものを大学卒業以来してこなかったので。これ以外の選択肢はなかったのか、少なくとも心身どちらかが破綻して疾病手当が出るところまでは頑張ってみるべきだったか、自分自身を責めています。「働かざる者食うべからず」が信条だったはずなのに、「とりあえず絶えることなく会社員を続けてきた」というキャリアしかない自分が今後稼ぎたくなった時に今以上の報酬がもらえることは多分ない。



もしかしたら結婚と転職よりも、「失業」っていう事実は私にとって衝撃かも。明るい夜がアタリマエになってて節電モードな銀座やみなとみらいを未だに淋しく怖く感じる順応性のない自分が、贅沢癖を簡単に治すことができるとも思えない。っていうか今さら、「買って★」なんて言えるのか!? オットは許しても、私は自分自身が許せないよ!!!



今後ですが、とりあえず6月からオットが転勤するブラジル・サンパウロに帯同する、という展開を前提に、今後の生き方についてはちょっと模索していこうと思います。これも、(オットは嫌がるだろうけど)単身赴任っていう選択肢は本当になかったのか。「駐妻」って漠然と憧れたんだけど、現実とのギャップはそれなりにありそうなのよね。ブラジルって治安悪いの中バブル&ハイパーインフレで、安全を確保しようとすると東京より物価高いみたいだしさー。旅行もおちおちできないよ。アルバイトくらいして稼ごうにも、友達が帯同してるベルギーやシンガポールと違って、就労ビザが出づらいみたいだし…。



まあ、とは言え人生行き当たりばったり。新卒で入った会社を結婚で辞めた時点で、「保障された人生」は捨てたわけだから今さら悔やんでも仕方ありません。ブラジルで沈没パッカーになるか、はたまた実家に出戻ってフリーターになるかわかりませんが、とりあえず健康に生きていけたらいいかなと思います。