アストロノーツの帰還

brazil_coffee

30時間のフライトを経てオットが約1か月ぶりに帰ってきました。光の消えた街を見て、ひとこと。


「気持ち悪いなあ。なんだかSF映画であるような、滅びて●週間の地球に戻ってきたみた宇宙飛行士の気分やね」


うーーーーーーーん、私なんか地震ボケ・節電ボケでもう何だかすっかり目が慣れつつある。っていうかこの日記では“星新一”とか書いてたけど、もっとサイバーパンクなイメージらしい。ブレードランナーとかバイオハザードみたいな?



「『ただちに健康に影響があるわけではない』なんて、あるに決まってるやん。あと放射能漏れも、建屋が跡形もない上にさらに震度5強の地震が来てるねんで、壊れないほうがおかしい」
「ちなみに放射能も種類があって、飛行機やCTスキャンで受ける放射能原発から漏れてくる放射能は種類がちゃうからね」
「乳児のみ、って、1才過ぎて好き嫌いが多くてミルクしか飲まへん子はどうなるねん。要は、“0才で区切ればなんとかミネラルウォーターが支給できる”って試算だけとちゃうん」


うーーーーーーーん、私なんか枝野と原子力保安委とTVが連れてくる有識者の説明ですっかり大丈夫な気になってる。



でも、「暫定基準値」とか「非常時の基準引き上げ」とか「マイクロミシーベルト」「ミリシーベルト」「シーベルト」の単位が混在していたり、原発放射能測定場所が地味に「正門」と「西門」で行ったり来たりしていたり、朝のうちはポジティブな復旧状況の説明で夜中になるとあれこれ漏れたり作業が止まってたりする報告がある…みたいな色んな矛盾とすり替えにはうっすら気付いてるんだけどなあ。だけど必死で気付いていないふりをしようとしている。不思議だなあ。

しばらく、帰還した宇宙飛行士との生活を楽しみたいと思います。