Isolated Crazy Utopia

昔、とある(って全然隠れてない)郊外の小ぢんまりした大学の学生が自らの環境をこう皮肉っていたのを思い出す。隔離されたクレイジーな理想郷。わかりやすく言えば井の中の蛙大海を知らず、特殊なメンバーで集まって満ち足りている、みたいな、そんな感じ。


うーーーーーーーーん、でも、大海ってあるんだろうか。井戸の中のカエルが井戸から脱出したところで、そこは海岸なんかじゃなくて、他の井戸への入口が大量にあるだけなんじゃないだろうか。でもって、ほかの井戸には最初の井戸とは違う種類の、だから馴染んでしまえば似たような快適さがあるけど、でも同じように窮屈な環境が構築されている…みたいな。


だったら最初のユートピアに甘んじていたほうが比較対象がなくてよかったんじゃないか。いやいや、井戸の外がそうなっているとわかっただけでも大きく成長できたんじゃないか。難しいところだ。それは、そのカエルそれぞれの考え方だと思う。