アジアカップ日韓戦雑感

私もいろいろスポーツを観てきているけど、これだけ地域や民族の背景が露になるスポーツってサッカーくらいなんじゃないだろうか。アジアカップの日韓戦のとき、PKで得点した韓国の選手(若い上に既にセルティックに行っていて、ルックスも韓国代表屈指のかわいさなのよ、これが)が「旭日旗を見て込み上げるものがあり」「韓国において日本人の蔑称であるサルを模した」パフォーマンスをしたことが日韓のメディアを騒がせている。日本のサッカー協会はこれを無視する意向らしいけど。それにしても、韓国が自国の選手をバッシングするのって今まで見たことないんだけど。


日韓だけじゃない。マラドーナは「神の手」「5人抜き」の後にフォークランド紛争を引き合いに出したと聞くし、海外サッカーリーグの「ダービー」はいつだってそんな話が渦巻く。バルサレアルマドリードの「クラシコ」だって今やすっかり世界の名選手が集まった銀河系軍団同士のオールスター状態なのに、根底にあるのはスペインとカタルーニャの対立だしなあ。逆に、歴史が好きなら、そういう深読みができるのも海外を含めたサッカーの面白さだと思う。


いやいや、実際には、「朴智星相変わらず日本語うまいなあ」「ぎゃーーーーーーーー!」「来ないでボウズ(韓国のチャ・ドゥリのこと)!!!」「ひぇーーーーーーーー」「ああ、もう見ていられないよ…」「やったーーー!」「香川が骨折ってどうなるのーーーーーーーー」ってなもんですけどね、今回の日韓戦なんて。そんな難しいこと考える暇もない試合だった。