ワーキングワイフの憂鬱

最近のオットの不機嫌はどうやらタダの体調不良だったらしい。よかったー…いやいや良くない。

高熱で会社を休むオットの様子を見つつ、午前年休の電話を会社に入れる。「家族の体調不良のため」ってなんかコレ、新婚さんっていうよりワーキングマザーの常套句じゃん。案の定胡散臭さげな声を出す同僚っていうか上司。…でも私達、横浜市民としては一歳児以下なんですう(それぞれ会社は市外だから)。医者事情とかも全然わかんないもん、ホント。


さて今日は定時ちょいで帰るか、という頃、前任者のミスの、さらに処理モレに気づいてしまった。範囲もなんだけど、金額もそこそこダメージありそうでびびる。さらに、「一度ならいいけど二度目だろ?」と言われるのも目に見えているのでもうこれはお先真っ暗としか言いようがない。(「何があろうとミスを他人のせいにしない」はうちの会社の社訓のひとつだ)オット、待ってるんだけどなあ。結局、明日から取り掛かる事の洗い出しをしただけでいつもの時間になってしまった。ほうほうの体で会社を逃げ出す。こういう時、「保育園」という伝家の宝刀が出せるワーキングマザーと違って圧倒的に不利なんだよなー。あーやだやだ、こんな会社。


しかし兼業主婦、微妙です。会社を辞めてもいいはずなのに、こんなに専業主婦に憧れてるのに、いざパッと辞めるのには躊躇する。オットもタダの風邪ならいいけどよしんば大病や心の風邪だったらどうするんだ、と、もうひとりの私が囁く。いや、単にアンタみたいな掃除嫌いはそろそろ見限られる可能性もあるよ、と別の方向からの声も聞こえる。…いやいや、そこは楽観主義で行かせてくださいよ。嫌な声をシャットアウトして、何食わぬ顔で横浜駅地下のクイーンズ伊勢丹(デパ地下みたいな価格設定のスーパー。22時閉店)に向かう。