囚人のジレンマ

23時まで仕事。こんなの4年ぶりとかだよー。若い頃ならいざ知らず、この年でこれは辛いわ。でもよく考えたら10時始業だから、コレって8時出社で21時まで働くのと一緒なんだよねぇ。確か、前の会社の景気が良かった頃は、時にはこれくらい働いていたような…。今の会社はどうやら結構堂々と夕ご飯も食べに出れる雰囲気だし、ひょっとしたら結構マシなのかしら。少なくとも19時台にササッと食べてしまえば体調はいいみたいだぞ。

あと、今度の会社は普通にインターネットが見れるので、仕事の合間のネットサーフィンが今の私の心の支えになっています。今日は例の高相ユウイチ被告の初公判のレポートを読んでみました。ああ、考えてみれば●年半勤めていた会社を退職してから今の会社に転職する前のあのわずかなバカンスは、ほぼ3週間フルで毎朝毎晩あのニュースに彩られていた。日に日にエスカレートする夫の告白に、私は「うーん、これぞまさに『囚人のジレンマ』…」とつぶやいていたものです。2人の共犯者が別々に「罪の軽減」をちらつかされながら取調べを受けると、結局洗いざらい話してしまって罪が重くなるという有名なゲーム理論ですね。っていうかあのニュース、何であんなに見ていて消耗していたんだろう…。あれだけ休みがあったのに、あのニュースを見て「生活用品リスト」を片手に母親に怒られながら家具とカーテンと生活用品を買い集めて、寝る前にまたあのニュースを見ているだけでまい毎日終わってしまったような。やる気削がれるんだよねえ、あのニュース見てると何故か。だるいのに抜けられないって言うか。他のニュースが流れると嬉しかったもんなあ。

こうしている間にもどんどんやる気が削がれ、何だかむしろ、あのニュースそのものがダウナー系ドラッグみたいだなあと改めて思う次第です。反復される過程でどんどん消耗するっていうか…やった事ないけど。