わたしのなつやすみ

moeringal2009-08-20

時間が多少なりともできたせいで、母方の祖母の家に顔を出すことが増えました。要介護5の判定とともに退院して以来、母は週に2回ほど泊りこんでいる生活が続いているのですが、引っ越してしまう前に一度くらいはついていってみるか…と私も泊まりにいくことにしました。

昨年秋に脳こうそくで倒れた祖母は、その後ある程度は順調に回復し、退院することができたものの、後遺症で上手く話すことができなくなりました。そのせいも多少は関係あるのか、最近では子供のように気ままに昼寝をし、夜は早く休むようです。倒れるまでは「ワールドビジネスサテライト」が終わるまで寝なかったのにな…。幸い聴力はまったく衰えていないし、TVのリモコンはきちんと操作できるようになったし、そもそもチャンネル権は全て祖母にあるから、そんなわけで夜も好きなTV番組が見られるわけではない模様。そして介護をしている母も、疲れも手伝って祖母宅に泊まる夜はいつにも増して早く眠たくなるらしい。…というわけで私も一緒に、22時には眠くなってしまいました。マンションに囲まれた祖母の家は、でも夜ともなれば静かにセミが鳴いていて(まあ私の自宅もそうだけど)、それを子守唄に、座敷の布団で眠りにつくことに。

禅宗系の母の実家は、真面目に盆送りをするのですが、それもきちんと参加しました。禅宗って、入盆の時には玄関で「迎え火」なるたき火をしてご先祖様をお迎えしたり、盆送りでは同じように「送り火」をしてお見送りして、仏壇にお供えしてあった物を包んでお寺で焼いてもらったりするらしいんですよ(禅宗に限らないのかもしれませんが)。「送り火」の後で、近いし無宗派だしよかろうという事で日泰寺に行って、私の送別のお花を流用して添えて、ちょっと豪華になったお供え物の包みを焼いてもらいました。日泰寺には多くの方がいらっしゃっていました。うーん、皆お盆の行事をしているのね。

それにしても何だかこの生活、少し昔の時代にタイムスリップしたようです。何だか以前流行ったゲームの「ぼくのなつやすみ」みたいに。そう言ったら母は怒ってしまうだろうけど、引っ越して働き始めてしまうと難しくなりそうではありますが、また行きたいと思います。その時にはもうちょっと介護や家事のお役に立てればいいんだろうけど…。