それもみんな時代のせい〜今期のTVドラマ

体調不良と、あと流石にコンパにも行かなくなった(と、言うか誘ってもらえなくなった)せいで、今期はそこそこドラマを見ていたかなあと思います。

…っていうか救いのない展開のドラマが多すぎたと思いません? 今リアルタイムで『白い春』の最終回を見てるんだけど、阿部寛メッタ刺しで死んじゃうって…。大橋のぞみちゃん目当てで見てるお子様にはトラウマになるような展開なんじゃないかなあ。なぜか終盤3回が裁判ものと化してる『スマイル』もたいがい(外国人差別ものなのか警察批判なのか陪審員制度の宣伝なのかイマイチテーマがよくわからない)だし。ただ、こちらはどう着地していくかは一応、金曜の最終回待ちだな。かなり理不尽に死刑判決が下っている松潤のゆくえが気になるところです。差別に犯罪に死刑と翻弄される姿といい、これで絞首刑の光景まで出したらまんま『ダンサー・イン・ザ・ダーク』だよね…。ちなみに徹底して悪者役だった小栗旬は悪者すぎて私はダメだった。

面白かったのに尻切れトンボだったのが同じくグッドルッキングの人気者を悪者にした『夜光の階段』。でもこちらの藤木直人は私は非常にカッコいいと思いました。なんとなくドラマオリジナルのラストが尻切れトンボで、何でそうまでして原作どおりにしなかったのかはイマイチ理解できないんですが。


それにしても逮捕とか死刑とかメッタ刺しとかろくなラストがありません。うーん、これもみんな不況のせいか…と言いつつ、さわやかな味付けの月9『婚カツ!』もつまんないんだよなあ。贅沢かしら。


その点抜群の安定感で楽しんで見れているのが『BOSS』。『MR.BRAIN』が伸び悩んでるらしいのも納得。同じような単発事件ドラマとして見ると、『BOSS』の方が明らかにテンポいいもんなあ。各エピソード、必ず救いもあるし。あと、キャストも闇雲に旬の人を使ってる感が否めない『MR.〜』より、志田未来や反町をスポット参戦させた『BOSS』のほうがある意味あざといと思うのは私だけでしょうか。だってその組み合わせって、『女王の教室』だ『ビーチボーイズ』だ、オールドドラマファンなら絶対「グフフ」って思っちゃうもんねえ。