ザ・フェローシップ・オブ・ザ・リング

…とか言いつついきなり日記です。失礼。まあ、こういう事もあるさ。

久しぶりに会社の研修というやつに行ってきた。2日間教室にカンヅメにされてみっちりと「安全」の重要さについて学ぶという、この不景気の最中クソ忙しいのに非常に悠長な企画である。とは言え私も工場の管理部門に勤務して早●年なので、少なくとも栄でオーエルしていた頃よりは「安全」の知識を深める重要性も実感できると言うものだ。…とか言いつつちょこちょこ睡魔に負けて寝てたけど。

さて、非常に不謹慎な事を言わせてもらえば、研修と言えばある意味「出会いの場」である。同じ会社と言いつつ初対面のよその工場の人とか、設計の人とか、違う事業部の人とか、中途入社の人なんかとグループディスカッションやら昼食のテーブルやらで話す機会があるのだ。昔はかわいこぶって「そんなー、出会いなんてないですよお。でも色んな立場の人と話せるので楽しいですね★」なんて言ってたものですが、嘘つけ!!! 研修で知り合ってデートした男の人も2人や3人はいたぞ(後は全然続かなかったけど)!! もう時効だから言うけどさ(相手はみんな結婚してるし)!!!

今回は男性比率の高い当社でも特に男性比率の高い研修だったようで、参加者約40人のうち女性は私と40代の子持ち女性の合計2名。当然、周囲は男性ばかりである。さらにいつもの工場の会議よりは全般に平均年齢が若く、ほぼ同年代の男性が大半。私自身は就職氷河期での入社なので同期そのものは少ないけど、その翌年からは大学院卒の技術系を中心に大量入社が続いたので同世代で知らない顔も当然多いのだ。…と来れば、そこまでガツガツする必要性を感じずとも思わずじっくり眺めてしまうのがオトメゴコロというものである。だって、だからこそ世の奥様方もジャニーズやヨン様にフィーバーするのよね? うひょひょひょひょー。


…しかし、わずか1分で私(裸眼視力1.5/2.0)の夢はついえるのであった。


茶色い短髪を丁寧に立てた彼も、イタリアンレストランのウェイターさながらにスタイリッシュに髭を生やした彼も、タダでさえ恰幅が良くて立派なのに髪の毛もすっかり淋しくて既に中年の貫禄が漂う彼(でも肌は同世代)も、瞳キラキラで私より背が低くてほっそりとした女の子で顔負けの容姿に加えて恐ろしいほど無口な彼も、今時アキバにもいなそうなオタクファッションの彼も、みーんな薬指に鈍く光るものがあるのである。うーん、どう見ても私より若そうな男子もいるし、毎週コンパ行ってそうな男子もいるけど、みんな結婚してるのね。そういえば私の同期も99%結婚してるわ。しかも2年くらい前の時点で。

「色んな立場の人と話せるので楽しい」事に間違いはないけど、「そこから始まるかも知れないナニか」を妄想する隙も与えなかった今回の研修でした。ちっ。まあ、「昔の私は何だかんだ言ってヨコシマだった」ってことが自省できただけでも良しとするか…くすん。