幼年期の終わり

moeringal2009-02-14

うーーーーーーーーーーーーん、これってやっぱり年なのかしら。

…と思ってしまうバレンタインでした。何せ盛り上がらないったら。お花の教室でもう1ヶ月近くも前にハートのお皿を使った『大人のヴァレンタインアレンジ』(写真)を作った時が一番盛り上がったって一体…。それにしてもチョコレート好きとしては毎年相手がいようがいなかろうがそれなりに盛り上がってきたのに、これは一体どうした事でしょう。一応理由をいくつか考えてみました。

理由その1:渡して愛を告白する相手がいない。しかし、これはいつもの事です。むしろあった時は思い返すとどうにもしょっぱい思い出しかないので記憶から消し去りたいくらいだし。
理由その2:不景気。毎年、妻子持ちの善良な職場のおっさんに対して300円程度のチョコを一人ずつに手渡しては「オヤジの妙に照れくさい顔」にときめいていた私ですが、こうも不景気だと義理チョコなんてそんな不謹慎な事できないわ。…というわけで今回は自粛に至りました。そもそもやっぱり残業代が減ってて浮いてるお金そのものもないしね。
理由その3:バレンタイン当日が土曜日。不景気な上土曜日と来てしまえば、もういくら私が空気読めない独身貴族女でも義理チョコ配布はできません。オヤジどころか職場の彼女なしの若者を適当にからかう事すらできないじゃないか!!! くぅ。そして多分いちばん大きな理由であろう事が
理由その4:飽きた。そうです、たぶんこれが一番大きい。オヤジの照れ笑いを見るのにももしかしたら既に飽きてるのかもしれないし、年を取るとともに出来上がってきた経済観念によりNokaとかロジェに憧れる気持ちも既にない。そりゃ、つまんないよね。年を取るのって今までは何気に楽しい事ばかりだったんだけど、それだけに気付いてしまって何だかつまんなかったよ。


とは言え、せっかく義理チョコぶんのお金が浮いてるので、ちょっとだけ奮発してみました。もちろん自分用に。ピエール・エルメの、その名も『フェティッシュ・ショコラ 』という、むしろそっけない真面目な形のチョコレート9個入り(おねだん3,000円程度)だったんだけど、美味しかったです。文字通りチョコレート・フェチの私としては大満足。既に愛もへったくれもなく単に「いろんなチョコレートが食べられるシーズン」と化しつつあるバレンタインですが、いやあ、やっぱり、来年も楽しみです(苦笑)。

[:W200]