カツカツ世代

契約が打ち切られてどうしよう…と言っている有名メーカーの期間従業員の姿をニュースで見る度に心を痛める(まず、契約途中での解雇はやっちゃいけない事だと思う。継続してもらえないのは、英語では契約社員派遣社員とも『Temporary Workers(=一時的な)』と表現される通り、会社の状況によってフレキシブルに対応されてしまうのはそもそも致し方ないのかもしれないけど、でも近年は正社員以上に活躍するテンポラリーの方も多いから、微妙ですよね)一方、「先輩達の話とは全然違う!!!」と右往左往する学生達の姿を見ると甘酸っぱい気持ちになってついついニヤリと笑ってしまう今日この頃です。すいません。
ゆとり世代』の定義は色々のようですが、私たちが見る限り、2004年以降に入社してきた子達は、どうやら自分達よりは気楽に会社選びをしたっぽい。当時もてはやされてた愛知県の某自動車メーカーとかに関しても、倍率はそれなりに激戦だったんだろうけど採用の母数は私たちの頃よりずっと多いんだよね。たくさん同期がいるみたいだし、出身大学も色々みたいでちょっと羨ましい。なんか柔らかいしさ、『ゆとり』って響きも。
対してそれよりほんの何才か年を取っているだけの私たちに与えられた言葉と言えば、『氷河期世代』。『貧乏クジ世代』なんていうもっと悲しい呼び名もあるみたいだし、ちょっとカッコよく『ロストジェネレーション=ロスジェネ』と言ってみても、なお可愛げのない呼び名です。うーーーーーーん、もうちょっとユーモアとか可愛げのある呼び名はないものなんだろうか。…という事で、ロスジェネ仲間(全員同い年)でディスカッションしてみました。
「確かに自分達は『ゆとり』とはかけ離れた人生だったよねえ」「浪人した時は焦ってさあ、3校入学金振り込んでもらったよ、親は金ねえのによう」「就活の時も何かカツカツだったなあ」「あーわかるわかる。会社なんて選ぶ権利なかったよね。内定くれる会社がいい会社って感じで、ほんとカツカツだった」
ゆとり世代』の反対は『カツカツ世代』。うーん。何か、やっぱり可愛くないなあ…。