旅とは言えないシンガポール(1) 〜真夏のメリークリスマス

moeringal2008-11-14

祖母や母を見捨て、もちろん仕事は同僚に頼んで、シンガポール弾丸旅行に行ってまいりました。だって前々から決めてFIXチケットも取ってたんだもん。目的は、もちろん「かつては下手な男女よりも余程まじめな遠恋カップルのように会っていた友人・E子(新婚)を訪問」です。

さて、今やE子が住む街となったシンガポール。実はこんな事になるとは思いもせず、2002年以降、2006年を除いて毎年訪れていたりします。エジプト・インド・トルコ・インドネシア…とトランジットの度に(だって入国自由な上乗り継ぎ時間が7〜18時間あるんだもん)。シンガポール、それは壊れたお腹を優しく癒してくれる街(普通のうどんとか食べられる)。何気に、今でも英語が第一公用語の街。風水に基づいた都市計画のもと、緑が鬱蒼としているのに蚊が一匹もいない、まるで成功したSFのようなこの街が私は好きです。

街はクリスマスムードで溢れていました。今年のオーチャード通り(まあ、5番街とかシャンゼリゼとかオックスフォード・ストリートとかそんな感じだと思ってください)のクリスマス装飾はいつにも増して子供だましに派手派手。メインスポンサーは去年に続きHITACHIなんだそうで、「日立ってまだそんなに余力あるんだ…」とつぶやくE子(もと有名証券アナリスト秘書兼アソシエイト)であった。住んでるくせに何を今さら。

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とは言え、シンガポールの緯度は北緯1度。ハッキリ言って夏です。 最低気温が余裕でヒトケタに突入している名古屋ですっかり風邪を引き、飛行機の中でも鼻水で死にそうだった私ですが、最高気温32度・最低気温23度という感じのシンガポールに着いた途端、あっと言う間に治ってしまいました。恐るべし。でも、その中で偽物の雪をかぶったツリーとかってハッキリ言って変なんだよね、すごく…。しかもシンガポール人って所詮中国系とかマレー系とか、とりあえずアジア顔だし…。さらにこの街、商業都市・金融都市だけあっていちいち飾りが過剰だし…どうしてそこまでクリスマスに情熱を燃やすのでしょうか。タイトルの写真はセントーサ近くのショッピングモール『Vivo City』にあったツリーなんだけど、どんだけ巨大なんだって感じでした。

そんな中、E子が新婚生活を送っている高級コンドミニアムに程近いクラーク・キーのショッピングセンター『central』のツリーは南国チックで可愛かったです。ちなみにラーメンの山頭火とか、名古屋のカレーうどんの若鯱家とか、あれこれ入っているのも特徴。何でもパルコ系なんですって。一方で、そのすぐ近くにある2002年当時の記憶ではホテルニューオータニ西友だったはずのビルは日本の弱体化を象徴するかのごとくノボテルと普通の現地ショッピングセンターになってたけど、中には今でも本の紀伊國屋やスーパー明治屋が入っていました。本はやや高いものの、比較的リーズナブルに日本の食材やお惣菜が手に入るとの事。うーーーーーーん、どう考えても下手な日本の地方よりは何だか快適そうかも…。

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