夏の生活・4 〜ナゴヤ・クルーズ

moeringal2008-08-16

大学時代を東京で過ごした私ですが、去り際に「ああ、やり残した!!!」と思った事の一つとして、『屋形船に乗る』というものがありました。
そう、屋形船。隅田川を通るあの船で、一度でいいから宴会をしてみたかった…と思っていたのです。しかし宴会と言えば『一休』『つぼ八』、あのご時世にも関わらずバブルな香り漂わせていた社会人のお兄様方に飲みに連れて行ってもらえる時には打って変って六本木やら青山やら三宿やらのこじゃれた店…というよくわからない飲みライフを送っていた私には結局無縁だった(今にして思えば彼らも粋がりたい盛りの25〜6才だったので勢いそのような店ばかりになっていたと思われる)、予算はそこそこかかるけどどうも庶民的なあの屋形船に、何とこの歳になってお誘いしてもらいました。中学高校時代の友人・Tちゃんに感謝です。
さて、屋形船。Tちゃんのご近所さんだと言うおじさんがサイドビジネスで経営しているそれは、予想に反して(?)こぢんまりと可愛らしく黄色いものでした。中はベネチアングラス風のランプが掛かったバー、外は小さな花も飾られたテラス風のデッキ…と内容もウエスタン。
気になる風景は、でも思ったより全然楽しかったよー。イタリア村経営中はもっと綺麗だったらしいけど、それですら真っ暗なわけじゃないし。港をぐるぐる巡回してくれるから、名港トリトンの橋や観覧車、名古屋駅の高層ビルも見えて捨てたものではありません。っていうか、見慣れた景色も「川の上から」っていう違う視点から見ると結構面白いんですよね。ちなみにこの日はちょうど刈谷わんさか祭りが開催されていたようで、遠くには花火も見ることができました。何より、出航前に夕立があったせいか夜風が気持ちよかったー!!! よくあるお座敷タイプよりはこのテラス、断然私好みだっと思われます。
実は私、今日は朝から暑い中ちょっとアウトドアな用事を済ませてからの参加だった&前半テンションが上がりすぎたせいで後半バテバテでしたが、本当に楽しかったです。また乗ってみたいな。



【Som's Bar】 サラダとピザとポトフとハーゲンダッツの小さめアイスクリームカップにそこそこ好きなようにお酒も飲んで6,000円くらい…になる模様。でも船の上だし、会話が弾むから逆にそれで十分なんですよね。私たちは今回、「白鳥乗船場」から乗ったけど、どうせなら500円追加で「納屋橋船場」からにするとより便利で楽しいんじゃないかなー。冷房・トイレ完備。中のバーでは渋いジャズもかけてくれる。エクステリアは毎年塗り替えているそうで、今年は黄色です。
http://somsbar.dee.cc/