デジデジ日記+誓い 〜フランス旅行記6(FINAL)

moeringal2008-05-23

・見よ『おフランス』の底力・パート2。どうでもいい小さな街のどうでもいい小道のどうでもいい洋服屋や雑貨屋なのに、どういうわけだか異常に可愛いお店がたくさんあって、正直これだけ見るもの見るものに気を取られっぱなしの旅行は初めてだった。そりゃ、スリも狙うわけだよ…。右はアルルの洋服屋、左はサン・ポールの雑貨屋。
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アヴィニョンからパリに向かうTGVで、向かい合わせで座ったクソガキ7才。3時間半の移動時間、お勉強もするし絵も上手に書くんだけど何より「ペットボトルを積み上げる」行為にハマッていた。最初は「なんかフランス語も知らなさそうなガイジンが前に来ちゃったよー」と警戒されてたけど、なぁに、最後にはちゃんとうち解けたさ。写真は奇跡的に3段積みに成功した瞬間。
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・パリ/マドレーヌ寺院側のシャネル付近ともなればもう「オサレ」「バリバリ」以外の何者でもありません。この凝った植え込み!!!
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最後にビンボー話をもう一席。どういう訳だか、ニースでもアヴィニョンでもパリでも、現金の両替をしようと銀行に行ったらどこでも「NO CHANGES」という張り紙があって両替してもらえなかった。代わりに両替してくれたのは黄色い看板が目印のPOSTEこと郵便局とあとはパリの大手デパートだったんだけど、どちらにしても恐ろしくレートが悪い。1万円が手数料やら何やらで52ユーロにしかならなかったんだからー!!! マクドナルドでフィレオフィッシュセットを頼んでも6.3ユーロするこのフランスでそれはないだろー!!! (注:イタリアでは同内容のセットが4ユーロだった)
そこで頼りになったのは裏道の中華デリと日本のおのぼりさん御用達・パリ三越いやあ、すごいっすよパリ三越ロキシタンの日本未発売リップクリーム(6ユーロ)を1万円札出して買ったら、お釣で53.5ユーロくれたもん。なんだ両替したらオマケにロキシタンくれたようなものじゃん!!! ほか、結構コンパクトに日本人好みの品物を揃えてたし、バカにしちゃいかんよ、ホント。まあ、いっぱしにメーデーは休みやがったけど…。

…というわけで、スリ怖さに思わずプラダの愛想のない肩掛けショルダーばかり持っていたのがいけなかったのか私のかもしだす貧乏臭いオーラがいけなかったのか、はたまたフランス語をきれいさっぱり忘却していたのが致命的だったのか、21才のコムスメだった頃以上にブランドショップでは店員に相手にされず、夜は疲れ果ててただ呆然と欧州CLの準決勝(チェルシーVSリバプール、点の取り合いの延長戦)を見守るのみ…と言う散々なフランス旅でした。
しかしこうして写真を見ると、やはり恐ろしいほど美しいもの・可愛いもの・素敵な風景にあふれていたなあ。「二度と来ねえよ」と口では言いつつ、やっぱり、またいつかリベンジしたいと思います…。今度はリヨンとか行きたいなー。