『OL合コン四季報』 ’08・春

この日記を愛読される「出会いがない…」とおっしゃる20代後半以降女子の皆様。出会いとはガッツです。ともかくガッツがなければ次の出会いにもつながりません。かのトウの経った独身女のマスターピースSex and the City』のヒロイン4名の中で、唯一「何でこんな真面目でかわいくて結婚願望ありまくりの子が30過ぎで独身なんだろう?」と思わせるお嬢様キャラだったシャーロットだって、独身時代の「出会いにかけるガッツ」は相当なものでした。幸せそうな夫婦には「ねえ、2人はどこで知り合ったの?」とその方法論を聞く、ともかく人の集まる場所へ出向いて出会いのきっかけを探る、これだ!と思う男子がいれば果敢に自分から声をかける…等々。私もいい年です。友人も軒並み結婚していくし、ここからの出会いはガッツがなければゲットできません。よし、私もシャーロット・ヨークで行こう!!!

そんなわけでここ数年、よく実施しているのが「“エサ”としての合コン」です。男性側・女性側双方から寄せられる需要を最大限聞く形で、とりあえず会社関係者の合コンを提供しまくる→そしてその「お返し」に他の業種の男性がらみの合コンを開いてもらう。実際、それで飛躍的に他業種の方との出会いが増えたので、ツネヒゴロ自動車工場およびそれを含有する企業城下町に引きこもって生活している私としては我ながらいい手段です。…まあその分「無駄合コン」も増えるわけだけどね。『30女という病――アエラを読んでしまう私の悲劇』なる本の中に、“合コンの回数ばかり重ねてしまう”という症例が挙げられていて思わずピクッとしたけど、いいんだよ、別に。アエラなんて中学生の頃から愛読してるよ、あたしゃ(通っていた女子校の図書室にあったから)。

というわけで、強制的に会社を定時で上がらされる事になった本日、今年2回目の無駄合コンを開催しました。相手は調査対象に名古屋のOLさんが入っていた上、あの会社自体が当時世間でもてはやされるピークを迎えていたせいか、2004年にシティリビングが出した『OL合コン四季報』のランキングではD通・ソ○ーに次ぐまさかの3位に入っていた某社です。っていうか手前味噌もいいところです。しかも全員後輩&年下…。

いやしかし、その結果はなかなか侮れないものでした。まず、全員びっちりスーツ&ネクタイで参加な上、それが(決して高いものではなさそうだけど)ちゃんとキマっていた。しかも会話も、適度なノリを残しつつ、さり気なく無難で大人びている。名刺交換や携帯番号交換も適度に実施。そしてやってるスポーツが「ゴルフ」ときたもんだ。驚いた。君達は本当に20代なのか。っていうか「ゴルフ」はあくまでも管理職の接待ワールドで、平素は「なわとび大会」やら「ボーリング大会」やらに余念のない工場部門にすっかり私も馴染んでしまったという事かしら。やっぱり人事とか広報とか調達とか営業企画とかいう本社部門って、エレガントだわ。いえ、わたくし後輩ながらまったく目からウロコでございました。会計は6-4とややケチくさかったけど、まあそこは後輩だしね。仕方ない。

…というわけで、なにやら想定外にも「『OL合コン四季報・第3位』の企業に勤める社会人との合コン」を堪能させて頂いた次第です(!)皆紳士で身綺麗で落ち着いたエリートサラリーマンらしい人材が揃っていた(まあ少々おっさん臭い気もしないでもないけど)ので、参加者の皆さん何かよい展開があるといいなあと思います。
え、私? うーん…考えてみれば大学時代も「社会人合コン」で特定の誰かにトキメキを感じることはなかったからなぁ…。さて、私の気分は女子大生に戻っているのか、はたまた負け犬anegoに進化したのか。微妙だ。まあ「本社での会議が詰まってる日とか、時間空いたらいつでも呼び出してくださいよー! 飛んでってスタバ(最近、なぜか本社の付属施設に入った)のラテくらい奢りますから」とさわやかに社交辞令してくれたので、気が向いたらせいぜい彼らの息抜き代わりにでも呼び出してあげようと思います(笑)