いのちの現場から

moeringal2008-03-03

さて、落ち込むこともあればちょっと嬉しい事や面白い事もあるのが会社生活です。今日は実業団に所属している同じ部署の男の子が、合宿先の宮崎で『太陽のSweets』なるお土産を買ってきてくれました【写真】。タルトとエクレアを半分に割ったような感じの味で特にイチゴ、本物で美味しかったです★ 日持ちしなさそうなものなのに保冷剤バリバリ貼り付けてもってきてくれた心意気に感動したよ、私は。
続いて今日は午後ほぼ丸ごと“職場救急員教育”なる研修でした。うちの工場にいる正社員女子はほぼ強制、という研修です。よその会社の皆が“ファイナンシャルプランナー”とか何かそういうオサレな響きの研修をしている中、私と来たら救急員か…でもちゃんと地域の消防局(ちなみに「消防団」となると、会社の若い男の子達が何人か選ばれて実際に出動していたりします)の方が来て直々に教育してくれるのだから気合いが入っています。
もちろん内容も本格的。「大丈夫ですか!?大丈夫ですか?」「この人、意識がありません! 誰か側に来てください!!!」から始まり、「そこのあなた、119番通報をお願いします!」、「呼吸を確認します。『見て、聞いて、感じて』」「(電気)ショックを入れます。皆さん離れてください!!! …あなたヨシ、私ヨシ、周りの人ヨシッ!!!!」という聞きようによってはかなり怪しいフレーズを絶叫しながら一つ一つ丁寧に救命作業を教わり、最後は通し稽古ならぬテストがあるんですよ! すごいでしょう(笑) 私たち女子チームの隣で練習していた男性チームなどは、一連の動作に伴うアクションが徐々にエスカレートしていって、芝居が進化しすぎた結果しまいにはコントのようになっていました。笑えた。
…というわけで、最近街中でよく見かけるAEDの使用方法もしっかり練習しました。アレは人工呼吸器ではなく、わかりやすく言えば断末魔状態になっていて不適切な動きをしている心臓にショックを与えて、ヘンな動きを止めるようなものらしいですよ。少なくとも私はそう理解しました。でも、なかなか効果は絶大なようで、愛知万博ではこれで4人の人が救われたそうです(まああの会場、愛知医大も近いし、救急には強そうだったけどねー)。
ともあれ勉強になりました。人工呼吸でキチンと空気を入れるのがものすごく難しい事、心臓マッサージが意外に体力を使うものである事にも驚いたし。できればそんな現場には居合わせたくないものですが、もしそんな事があったら、せめてAEDを探して持って行くくらいの判断力は持ち合わせたいものです。