コトブキdepression

moeringal2008-02-29

うちの部署は約60人中女性12名(派遣含)、うち独身は6人という部署なのですが、最近コトブキ話が相次いでいます。



A. 本日は私と同じ年齢(院卒+海外の大学での学位持ちなので入社は私よりだいぶ遅いけど)のE嬢、退職挨拶の日でした。表向きの理由は「東京の会社にいる学生時代の彼と結婚する」だけど、その実、既にかなり好条件で有名企業への転職決定済との事。入社当初、彼氏SEだから名古屋に転職してもらおうかな、と言っていた彼女が結局東京行きを決めた理由の一つに「なんかmoeringalさん見てて、『女の総合職は男の総合職を育てる踏み台にしかならない』って思ったんですよねー…」というのもあったらしい。うーん、いずれにせよコメントのしようがないなぁ…。ただ、確かに彼女のスペックであの仕事をさせておくのは、客観的に見て惜しかったのは事実なんだよね。
ともあれ明日には独身寮を退去、お引越しだそうなので、もらっても扱いに困るであろう花束ではなくプリザーブドフラワーをプレゼントする事に。どういう訳だか私が作ったものです。何を隠そう、人様にさし上げるのは初めてなので緊張しました。ラッピングとか雑になってしまってごめんね。捨てないでやってくれれば嬉しいな。

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B. 去年4月新卒入社のK嬢(23)、今秋結婚決定との事。内定式で知り合った同期の彼から知り合って一周年記念の日にプロポーズされ、「再来年あたり結婚したい」とご両親報告したところ、お父様から30過ぎて初産などという事になると色々本当に大変だから、絶対そうならないよう、とりあえず結婚はもっと早くしなさい」と言われて前倒しする事になったんだそうです。っていうかー、そんな事私には隠しといていいから!!! 何かそこまで大変だとか言われるとなけなしの出産願望がゼロどころかマイナスに振れてしまうじゃん…そんな事言うのは倖田來未だけで十分だ。

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C. 去年新卒派遣で入ってきたS嬢(23)が(派遣社員の身の上ながら)唐突に長期の有給に入ってしまったので、どうしたの? と思ったら、先輩Aさんからこっそりメールが。
「えっと、ご存知かどうか。もうオフィシャルなのかどうかも不明ですが、S嬢の件、ご懐妊ということはご存知?[中略]お相手はTくん(同じ部署の男子・2年目・24才)…それも10月くらいから付き合い出したってんだから早すぎだろっ=3 という気持ちは否めず。こんな急展開にも関わらずお式はマリオットだそうです。すげーなー。」ひぇぇぇぇ。他所の工場に半常駐とかしてたからまったく全然ちっとも気づかなかったよー。 ったく最近の若い者は…。



そんなわけで、既にああだこうだ言ってはいけない領域の年齢に突入してしまったせいか、最近ではむしろ周囲の圧迫も減って気楽なオールドミス生活を満喫していたところ、久々に会社でバッタリ会ったかつての独身仲間男子(1年前に結婚)から来たメールを見て、久々に凹んだ。
「自分は家族を持って、子供を持って、人生ってこんなに楽しかったのかって思ってる。[中略] moeさんみたいに強がって無理してるのは空しいし、見ててみっともないよ。一度きりの人生なんだから、もっと素直に自然に生きたほうがいいよ☆」
私が甘やかされて育っただけだったのかもしれないけれど、『みっともない』と言われたのは人生で初めてで、だから正直ものすごくショックだった。確かに「結婚もせず子供も産まず家のローンも抱えない=私生活に何の責任を持たないままこんな年になっちゃっていいのかな」というような事を1週間に何回かは考える。でも、好きだとも何とも思えない相手と無理矢理結婚して子供を産んでローンを抱えたら満たされるとも思えない。そして、そう思うことに対して強がってる気持ちは全然ないし、今の自分の生活が空しいとも思わない(むしろどちらかと言えば楽しい)。
でも、それを『みっともない』し『自然じゃない』と思う人がいるのは、確かに事実なのだ。聞き流すのは簡単だけど、聞き流して済む問題だとも思えない。だって私だって、きっとものすごくそれを気にしているから。
『不自然に』長くなってしまってもはや『みっともない』と思えるような独身生活にピリオドを打つのは、多分『結婚』しかない。でも、自分の気持ちが結婚に向かないまま、ただ周囲の目だけ気にして結婚するのは、きっとやっぱり『不自然』なのだ。少なくとも、私自身の本心に対して。 そして何よりそんなんで結婚された相手だっていい迷惑だ。
一体私はこれからどうするんだろう。