最後の聖戦 〜ウェディングベルが鳴る前に

会社の妹分Pちゃんとおばんざいを肴にちびちびやりつつ転勤族のお調子者・S氏を呼び出してさらに飲む。S氏はスーツ着て仏頂面してれば硬派にも見えるんだけど、口を開いたが最後かなりわかりやすい感じにノリ良く軽いムードメーカーだ。さらに気風も気前もいい(お蔭で貯金はないらしいけど)。つまりこういう趣旨不明の飲み会にはピッタリの人材というわけである。
「いいでしょーこの店。金曜の夜なんか来ると周り中全員合コンよ? いやあホントビックリするくらい」というS氏の台詞に振り返ると、確かに背後にある硝子窓で仕切られた半個室はどうやら火曜から合コン開催中のようだ。しかも男性陣、どうも見た事がある顔の組み合わせな気がする。ううーん、今年に入ってから名駅は危険地帯だからなあ。うっかり振り返れないなあ。
そこでキャリーバッグを転がしながら軽い雰囲気の男が入ってきた。これこそ見たことがある顔だ。
っていうか梅ちんじゃねーか。
そう、本日記2007年8月20日ほか、あちこちで登場する大抵の同期や同僚より仲のいい梅ちん@11月末挙式予定である。っていうか会話まる聞こえなんだけどさー、会社自慢はするし彼女がいるともましてや婚約してるとも口が裂けても言う気なさそうな会話展開だし、愛想は振りまいてるし、ああ、しかし私は梅ちんの彼女ではないので横槍は入れられないぜ。でも折角なのでメールでサインだけ入れてみたら「この後話そうよ、名古屋で泊まっていってもいいし」と合コンの最中にもかかわらず速攻で返事が来た。…私達の仲じゃありえないからいいけど、そんな疑いを持たれそうな誘い方はやめましょうね、梅ちん。
翌朝早いんで私の会のほうはサッサとお開きにして帰宅したらE子@とりあえず婚約→駐妻一直線からメールが来た。何でもこの数週間合コン漬けの毎日を送り、モロ好みの人にも出会って心が揺れる中、週末に彼氏というか婚約者が赴任したアジアの某都市へ1泊2日で行ってきたらしい。
「あまりにも好みの人と知り合ってデートにも誘われて楽しくて、あと1ヶ月彼のプロポーズが遅かったら…ってマジに凹んでたし、世の中まだまだ捨てたモンじゃないわねえって思ったし。でも、会ってみたら心配してた割にあっさり気持ちが戻ってよかった★」 ううう、のろけるなー。いちいち報告せずとっとと結婚して私の大好きなあの国の駐妻になってしまえー。そしたら堂々と休み取って遊びにいけるもんね(笑)

そして素朴な疑問。なぜ私の周囲にいる結婚を目前にした男女は、敢えて合コンという誘惑と戦うのだろう。



名駅 The Lounge】青木商店の2F。料理は同じで違うのは内装のみ。1Fはモダンめなおばんざい居酒屋なのに対し、2Fは夜カフェって言うかコンテンポラリー系内装+気取ったウェイターの制服。好みで使い分けて。電話番号は同じなので、予約の時に1Fかラウンジか指定しましょう。ちなみに春先1Fに行ったけど、そっちは合コンっていうより仲間の飲み会って感じの人たちがマジョリティだった。
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