キケンな初体験

moeringal2007-09-05

この日記を書き始めた当初、「本日の初体験」というコーナーがあったような気がするのですが、久々にやりました。それはかれこれ習い始めて一年が過ぎようかと言う料理教室「初めてのお料理」講座、メニューは「アジの塩焼き」。そう、『生魚の処理』が今回の記念すべき初体験でした。タダでさえ血とかゾウモツ系に弱い私、エビの背ワタを抜く作業はもちろん女性特有の毎月来るアレですらコンディション次第では吐き気をもよおすのに、『えらを取る』『はらわたをかき出す』!!! 嫌だ夢に出る! っていうか会社の安定雇用と福利厚生にしがみついて生きるサラリーマン人生に嫌気が差し、「ああ、こんなんだったら中学高校で死ぬほど勉強して医者になればよかった、そうすれば医局所属のフリーターでライフステージに合った働き方と納得の行く収入が得られたのになあ」などとほざく昨今なんですが、ああ、やっぱ考え甘すぎだよ自分ー。医者はおろか医療系全般無理だわ。だって気持ち悪いよー。はらわたはグロいし、キレイに洗えば洗うほど思いっきり出血するしさー。アジでこれなんだからそれがヒトともなったら…何かと信念がなきゃ無理な気がする、やっぱ。
とは言え、先生に頼りつつおっかなびっくりやり切ってしまえば、しっかりはらわたをかき出したアジはふっくらと美味しく焼けてさっさとお腹の中へ。人間、やればできるものです。手は何回か洗剤で洗っても生臭かったけど…。
でも考えてみればこの料理教室そのもの、そもそもは「料理ができない」というコンプレックス克服のために通い始めたんだよね。あれから早一年。相変わらず包丁使いは下手なままだけど、考えてみたら『包丁握るの怖い』ってトコから始まったんだもんなあ。包丁は怖くなくなったし、同僚の主婦達のお料理トークにもお陰でそこそこついていけるようになったし、人間やっぱり継続は力、なのかもしれません。少なくとも、やりきった事による自信にはつながる。例え、私の料理みたくどうしようもなく低いレベルの話だとしてもね。