探検ロマン・日本の世界遺産

moeringal2007-08-11

白川郷に行ってきました。理由は単なる私の中でのブームです。具体的には漠然とスピリチュアル空間に憧れているのと、海外関連業務がテンパる中自分の中で妙にジャパンブームが来ているのと、あと「ひぐらしのなく頃に」という同人上がりの携帯ゲーム(キャラクターの絵はお寒いまでに「モロ」な絵だけど、背景は白川郷で撮った写真をそのままデジタル処理して使っている)にハマっているから(笑)ヲタってやっぱ一生治らないよね…。
しかし白川郷。変わったなあ。5年前に行ったきりなんだけど、ものすごく変わっていました。
そもそも、合掌造りの家が増えた。これは廃村になった村の家を移築・リフォームしたらしい。維持が難しい(大きな家になると、藁葺きを張り替えるのに3000万円!もするんだって)合掌造りを捨てて適度に和風な家を新築する家がいくつも見られた5年前とはえらい違いです。そして、細々と生活の跡が見られた家々の多くは、民宿か物産店になっているのも、何だか淋しいような。苛酷な環境の元で必死で生活している雰囲気が随分薄れてしまっていて。
とは言え、それはあくまでいち旅行者の主観。観光業がおおいに賑わい、捨てられてしまったかもしれない(もしくは既に捨てられてしまった)合掌造りがこうした形で保存されていくのは喜ばしいことと言えるのでしょうが…。
すっかり観光地化してはいるけど、それでもやはり日本の古い農村の雰囲気と独特な家屋が美しい白川郷。稲が青く輝く真夏もいいけど、今度はやっぱり冬、雪の多い時期に、幻想的なライトアップを観に訪れたいです。
写真は、以前から公開している公開住居・和田家に飾ってあったほおずきのリース。和田家のマダムがフラワーアレンジメントに凝っていらっしゃるのでしょうか? 他にもあちこちにリースやアレンジが飾られていて、どれもジャパネスクで素敵でした。和田家には他にも色んなもの(和田家の子供の自由研究「合掌造りについて」とか。「ぼくは和田家の長男として、これから一生かけてこの家をまもっていかなければいけません」とか、かなり泣かせるフレーズ満載)があって相変わらず面白かった。でも、他にも公開住居が増えているので、今度はそっちを回ってみたいなー。
ちなみにお盆初日で渋滞が懸念されたけど、それほど飛ばすこともストレスフルになる事もなく、上手に迂回して名古屋から3時間半くらいで到着できました(ヒントは名神を使わないことと時には一般道に逃げること!)。 帰りは逆方向だから名神でも2時間半で名古屋に着いたし、お天気もよかったし、幸先のいい連休初日になりました。