夢見る頃を過ぎても 〜仙台旅行記その2

moeringal2007-07-22

10時ピッタリにお迎えに来てくれたCとホテル近くのCお気に入りカフェでブランチ。ひとしきりおしゃべりに花を咲かせた後、会社へ行くという旦那様Hちゃんを迎えに再びC宅に寄り、今度はHちゃんの運転で仙台駅へ。今日は市内観光をすることに決めていたので、駅に車を停めてCもかねてから気になっていたという観光用循環バス(ルックスもレトロで可愛い)「るーぷる仙台」に乗り込む。
…コレが失敗だったよー。激混みじゃんよー。「おかしいなあ、普段はガラガラなんだけど」とC。いやあよく考えてみればこども達は夏休み最初の週末なのよねー。その割に普通の形状のバスを増発する気配もなく、いやあ待ち時間が長いったら。まあお陰で私は名古屋に新しくできたラ・ベットラに予約電話をしたりできてよかったんだけどさ。コレがコンサート以上につながらなくて大撃沈だったんだけど。それでもなんでも、小高い丘にある伊達政宗霊廟やら伊達政宗の像がある青葉城跡をめぐって市内観光も一通り終了。しかし仙台、「杜の都」とはよく言ったものだなあ。「白い町」名古屋の人間としては木の多さにビックリするよー。市の中心部にも大きな並木道があるし。疲れた(?)大手町キャリアのE子なんか「マイナスイオン出まくりだよ〜」「スピリチュアルな感じ〜」と流行語を連発していたし、っていうか東京育ちのCには悪いけど地方出身のうちらに言わせれば仙台って全然大都会だし、いい街だと思うなあ。冬は寒いかもしれないけど。
気仙沼に本店のある寿司屋でふかひれの煮こごりをつまみ、明日仕事で休みが取れなくなっちゃったE子を見送って、私達は再度車に乗り込みCの家とは反対方向へ。そう、今日は28才人妻をお借りして温泉一泊デエトなのだ!
秋保温泉という東北ではそこそこ名の知れた温泉地は、かなり山奥イメージにもかかわらず、何とまだ仙台市内。神戸の有馬といい、なんかビックリしちゃうなあ、もう。お部屋ご飯を出してくれる旅館でゆっくり和みながら色んな事を語りました。結婚して早2年のCはそろそろ出産を考えているらしいんだけど、まあ彼女も色々思うことがないわけではないらしく…。例えば、結婚してたら確かに「ご結婚は?」「ご予定は?」攻撃には遭わないし、彼女の場合お姑さんとかは何も言わないにもかかわらず、パートの面接やら何やら、事ある度に「お子さんは?」「ご予定は?」攻撃に遭うらしい。ああ、世の中ってどこまで行ってもそんなんなのね…。
「私さあ、今いちばん怖いのは、もし私が子供とか産んだ時、moeちゃんやE子に『Cも遠いところに行っちゃったよねー。住む世界、違うよ』って思われる事なんだ」とつぶやくCに驚く。負け犬路線まっしぐらの自分&E子が羨む陰で、逆にそんな事思ってるとは。
いやいや、そんな事ないよ。少なくとも今は、例え2年近くメールでしか連絡取ってなくても、ひとたび会えばこうやって距離は埋まるわけだし。電話一本で10分後には近所のドトールに集合できたあの頃からは随分遠くに来ちゃったけど、でも私達は相変わらず変に冷静なCを妙に尊敬してるし、Cも私の生き様やE子のスタイルをバカにせずそのまま受け止めてくれればいいし。それぞれがそれぞれの人生を認めながらこれからも遊んだり喋ったりできるといいな、と思う。まあ、気楽に行こうぜ。


【caslon (キャスロン) 紫山】 「Sex & The City」ばりに女3人ブランチを繰り広げさせていただいた、気持ちいいシンプルなオープンカフェ。お洒落な郊外ニュータウンにあります。美味しいながらお値段は東京レートでびびりましたが、平日ランチはもっと安いらしい。
http://www.caslon.co.jp/