あゆ連動型恋愛症候群

近年、私とある友人の恋愛〜結婚テンションは、『あゆ連動型』というスタイルを取っていることが判明しています。あゆ連動型とは、浜崎あゆみに多かれ少なかれ共感する部分のある女子が、浜崎あゆみの恋愛事情に連動して結婚願望を高めたり引っ込めたりする、というもの。具体的には、「長瀬、1泊3日でLAまであゆを迎えに。結婚秒読みか!?」という報道が出れば結婚願望が高まり、「あゆ、NYでダンサーと浮気?」という記事が出れば浮気願望が高まる、といった感じでしょうか。結婚に向かうポジティブ要因と破局に向かうネガティブ要因のいずれかに対してよりセンシティブな反応を見せる事が多いのも特徴かもしれません。例えば今までの人生で結婚を強く意識した時期3回の内訳が「『“Voyage”レコ大受賞』『“Dearest”でレコ大3連覇』『(前述)LAお迎え騒動』」とほぼ一致している自分はポジティブ傾向、5年越しの彼氏に対する不満が爆発しかかる時期と何となく出現したカッコいいエリート金融マンにくらくらする時期があゆの破局報道・浮気報道があった時期に限りなく近い友人はネガティブ傾向で、それぞれ連動しているといえます。(ちなみに“Voyage” “Dearest”は当時の年末賞レースや歌番組を席巻した曲で、いずれもあからさまに「長年の彼とついに結婚」を詠った詞) 何でそこまであゆに…と言われると私も彼女もそこまであゆに日々入れあげているわけではないのでよくわからないのですが、やはり各種メディアの扱いが大きく、潜在的に働きかける力が非常に強いゆえに起きる現象、と分析されます。
…と、マーケットアナリストの卵である友人ならもっと上手に本格的に書けるであろうネタで恐縮ですが、最近の彼女は妙だった。長年の彼氏の連絡のズサンさについて「大切にされていない」などといつになく思いつめている。色々言った挙句「独りになるのが怖い」から「色々コンパに行ったけどやっぱり彼しかいない」と思い直しては撤回し続けた彼女にしては、改めてそのことに関して異常に思いつめるのだ。というか思いつめる期間が長いのだ。
そんなある日、外出中にメールが届いた。「moeちゃん、私ついに彼にお別れメールを送ろうと思うよ。どう思う?独りになるのはすげー怖いけど…。 (以下お別れメールドラフト)」…おおお、ついにそこまで! とは言え実際、その彼氏というのはズサンな態度さえ除けば条件・ルックスとも申し分ない、私も羨む好物件。早まるなよーと思いつつも、どうやら彼のズサンさは益々パワーアップしている模様。ただそのメールのドラフト文はあくまでも甘さが残るので、どうせ彼は泡食って関西まで駆けつけて謝って元通り、っていつものパターンなんだろうなあ、うーんどうするのかなあ…と思いつつ帰宅して久々にPCを立ち上げたら、
あゆと長瀬がいよいよ本格的に破局してるでやんの。
3連休の計画もロクに立てないままメールの返事もくれない彼に思い悩み、痺れを切らした挙句、関西の実家に新幹線で帰っていた友人がそんな事など知るよしもない。っていうか破局報道も知らないのにどこまであゆ連動型なんだよ!!! というわけで、彼女にその旨伝えてみたら、どうやらそのラストメールを送る事を一旦却下した様子。その理由は、

①外的影響がなかったにも関わらず、『あゆ連動型』を取ってしまったオリジナリティのない自分に嫌気がさした
②長年の彼氏と今さら別れることによって生じる本人のイメージダウンを懸念。加えて今後これ以上の男が出てくるかどうかと言う不安の再燃。人(=あゆ)の振り見て我が振り直せ。

の2つにある模様。客観的に見て、ここで一発「色々あったけど、長年の彼氏とついに結婚」と行けば、井川遙藤原紀香よろしく結婚で女としての株が上がるに違いないのに、あえて逆の行動を取って和田アキ子に貶されるあゆ。倖田來未もいよいよスターとしての高嶺感を持ってきた(軽自動車とパチンコのCFでのオーラは世代交代を実感します)昨今、それがいかに得策ではないかわかろうと言うものだ。まあ、それじゃ済まないのが人間のサガってものなんだろうけどねぇ…彼女も、それでもなお躊躇してるのは、やっぱり許せない部分があるからだろうし。
さて今後、長瀬と別れた今後のあゆに対して、私たちの恋愛ボルテージは引き続き連動していくのかなあ。考えられる展開は「破局後、何となく知り合った冴えない男とアッサリ結婚」「半年間の別離を置いて、長瀬と再燃→結婚」が堅いと思うんだけど、さてどうなることやら。とりあえず私的には、当面「あゆも結婚したし私もしなきゃ。。。」と異常に焦らなくてもよいのでホッとしています(笑)。