大手町グルーピー

歯医者、商社マン、バンドやってるリーマン、マッチョ、会社の年下くん、ボーリング(違うこれは相手じゃなくて手法だ)…この日記に明確に記載した分だけで、様々な人々との合コンというか飲み会の記録が残されています。我ながらハッキリ言って節操なし、すごい守備範囲です。20代の間中は週5で合コンに行くのが平均的だという東京の商社マンにはかないませんが(あれは異常だ。っていうかホントかよ)少なくとも会社関係者との飲み会しか機会がなかった入社後数年間に比べれば、格段に広がったといえるでしょう。「合コン=社会勉強」と割り切って飲み歩いていた大学時代後半を思い出します。普通に面白いです。
しかし、そんな私にも穴がありました。それはズバリ「銀行員」「証券マン」です。銀行員に証券マン。いい響きです。商社マンや広告代理店ほど派手じゃないし、それでいてメーカーや公務員よりは垢抜けた感じ。『華麗なる一族』の、阪神特殊製鋼と阪神銀行の人員のワーキングウェアを比べればわかりやすいのではないでしょうか。具体的には、鉄鋼メーカーとはキムタク演じるサラブレッド専務でも作業服にヘルメットがスタンダードで、これはプレス工程でガンガン鉄を打っている自動車工場もイコールなわけです。そして人間は自分と正反対の存在に憧れるもの。作業服姿も凛々しくよい製品を生み出す事に打ち込むヨシヒコ君(成宮寛貴)のような男子は完全に食傷状態、思わず上品なスーツの万俵銀平さん(山本耕史)に憧れてしまうのは、日頃、自身も作業ブルゾンを羽織ってパソコンに向かう自動車工場オーエルの悲しい性でしょう。
というわけで今日は人生初!!!の某メガバンク飲み会でした。真面目に合コンに出ていた頃なら5人中2人が既婚者、あとはオール年下で彼女がいるかどうかも不明(っていうかもしや単なる職場の飲み会に乱入しただけ?)というのは「それってどうよ!」と憤慨するところですが、今宵の私は違います。ぶっちゃけ夢見心地。飲みの最初から最後まで全員がワイシャツにネクタイを締めているのがまず素晴らしい。『サツカン(お札の数え方)が“M(みずほ?)”と“U(UFJ?)”と“T(東京三菱?)”では違う』というザ・銀行ネタはもちろん、『入行●年目』『行員証』というさり気ない単語にも興奮状態。私は余程大手町系の男に弱いようです。地銀勤務のリョーコちゃんや外資系銀行から日系証券に転職してるE子は幸せ者だと思います…ま、現実問題としては、それぞれがそれぞれの環境には飽和状態なんだろうけどね。


【海・大地・炙 楽蔵 名古屋錦通り店】  第一興商経営のふつうの居酒屋。立地抜群。BIG ECHOの中に忽然とあるので、もしかしたら元はカラオケボックスで過当競争に対抗すべくフロア潰して飲み屋にしたのかなあ。内壁、パーテーションみたいに薄くて隙間だらけだし。泡盛の種類が異常に多い。
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