ヒトミはライバル(家族スケッチ)

突然ですがわたくし、朝から母を泣く寸前まで追い込んでしまいました。よって少々自己嫌悪です。詳細は下記の通りとなります。

母は黒木瞳が嫌いなようです。黒木瞳がテレビに出てくるたびに、何か一言文句をいいたくて仕方がないのです。初めて母の黒木批判を聞いたのは遡る事7〜8年前、彼女の出産時に『こんなにお腹が大きいのにまだ働いて、みっともない。』
と言っていたことでした。それ以来、『別に演技が上手いわけでもない』『1年か2年しかいなかったくせにタカラヅカ出身を名乗っている』『この程度のキレイな人なら最近は普通のコマダムでもいるけどねえ』に始まり、『(黒木瞳主演のドラマを見ながら)こんな都合のいい話があるわけないは最悪。って黒木瞳が悪いわけじゃないけど』『(“理想の女性上司、第一位は黒木瞳”という報道に)黒木瞳なんて意地悪そうじゃない』『(黒田知永子を指して)この人可愛いわねえ。黒木瞳よりよっぽど素敵だと思う』等々、ともかく黒木瞳がTVに出てくる度に何やら言っています。出てこない時は前述の通り、黒田知永子吉川十和子など、恐らく黒木と同世代と思われるカリスマ主婦タレントがテレビに出てきた時にすかさず黒木瞳を引き合いに出して『黒木瞳よりいいと思う』発言をする始末。
そして今朝。いつもは聞き流してるんですが、めざましテレビだか朝ズバだかで“今年のベストドレッサー賞黒木瞳渡辺謙”というニュースを見ながら、『黒木瞳なんてたいしてセンス良くないのにねえ、そう思わない?』と父に同意を求める母を見て、何となく疼きました。
「(moeringal)ママは黒木瞳がよっぽど嫌いなんだね」 「(母)え?そんな事もないけど。ただ服のセンスがそこまでいいとは思わないだけで」 「(moeringal)でも黒木瞳が出る度になんか言ってるじゃん」 「(父)【無言でニヤリと笑いながらうなずく】」 「(moeringal)だからよっぽど嫌いなんだなーと思って。別に嫌いなら嫌いって言えばいいじゃん、家の中なんだしさ。『石野真子に辛い思いをさせたから長淵剛は嫌い』っていつも言ってるのと同じようにさ」 「(母)うーん、でも別に、そんなことないわよぅ…【ちょっと泣きそうなしかめ面】」
さすがにその顔を見て危険を察し、私はそれ以上追い詰めるのを止めました。すかさず台所へ姿を隠す母を見て、耐えられずにププっと吹き出したのは父。「『虫が好かない』っていうのはああいうのを言うんだろうなあ!!!」 …そうか、やっぱり気付いていたか。あれは一体何なんだ。『何となく好きになれない。でも、世論からは絶大に支持されている。私はそれを理解できない』というジレンマが母を敏感にしているのか。詳細は不明です。
個人的に不安なのは、私の知る限りの黒木批判第一弾が出産時だったこと。…えーっと、うちの会社で産休が認められるのは産前42日らしいんで、このまま仕事を続けながら結婚・出産すると仮定すれば、かなりお腹が大きくなるまで働いてると思うんだよなあ。産休取る人見ててもそうだし。もし、私がお腹が大きくなるまで働いてたらどうするんだろう。やっぱり「みっともない」って言われちゃうのかな。それとも親バカが発動してそんな事言わないのかしら。
ま、どっちにしても親と言うか年寄りをそんなに追い詰めるもんじゃないですね。私はむしろ、彼女の『実は黒木瞳が嫌い』という深層心理を解放してあげようとしてたんですが。反省します。ちなみに私は、黒木瞳が好きなわけでも嫌いなわけでもありません。でもあれくらいキレイな40代半ばにはなりたいなあ。


【kuk-kik noodles(クッキ・ヌードルズ)】  タイ国際航空提携店!!!という冠つきのタイ料理店。店は意外に狭い。お皿とかがタイ航空のロゴ入りなので、すっごくタイへ行きたくなる店(ただし名古屋だと、往々にして機材が普通のJALだったりするので要注意)。料理は、何も言い添えないと非常にセロリと茗荷とパクチーがきついので、そういうのが嫌いな人がメンバーに混じってる場合は事前にお店の人に言ったほうが無難でしょう。逆にそういうのが好きなメンバーで行けば天国です。コースを頼んじゃったんだけど、多分アラカルトの方が美味しそう。というわけで今度はアラカルトでもう一回行ってみます。あと、おひとりさま男性がたくさん来てたのが印象的だった。
http://www.royal-thai.jp/
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000022889.html