あの頃、僕らは

会社帰りに金山で文庫本2冊と手帳を買う。手帳はもうこの数年使ってる800円くらいの。学生の頃ヴィトンのミニ6穴とかASHFORDのバイブルサイズ6穴とかシステム手帳とか買ってたのに結局ソレに落ち着いちゃったんだよねえ。自分でも不思議なんだけど。文庫本は電車通勤用に。実は今、いつになくハードカバーで欲しいと言うか読みたい本があるんだけど、本屋さんになかったし、今日は断念。
ちなみに気になる本のタイトルは、その名も『バンギャル ア ゴーゴー』著者は賛否両論の誉れ高い雨宮処凛。90年代ヴィジュアル系バンドの追っかけ少女を描いた物語…なんだそうで。私は“バンギャル”じゃなかったけど「TMネットワーク及びその派生バンド(含むB’z)」の追っかけ直前“ファンのコ”で、しかも片手間に女子校のアウトサイダーつながりで、当時結構名古屋地元系だったラルク黒夢のちっちゃいライブなんかに“バンギャル”のふりして黒い服で出入りしていたので、ハッキリ言って興味津々。しかも作者のブログを見たら、自身が勢い余って本屋設置用に書いたっていうPOPのコピーがいいのよ。実物を拝見したわけじゃないんだけど。
「ライヴが始まる前、SEがゆっくり絞られて、客電が消える、あの瞬間を忘れたくなくて書きました」 「『恋を知らない少女たち』の一人だった、元追っかけ少女より愛を込めて」「家にも学校にも居場所がなかった私にとって、ライヴハウスだけで安心できる場所でした」「あの頃、一緒にライヴハウスで歌っていた少女たちは、一体どこに行ったのだろう」 …それ以上はご本人のブログの過去ログご参照。っていうかコピペして興奮してるのは私です。すいません。
あの頃、何人もライブ会場で知り合った女の子たちがいて、そのうちの何人かは明らかに追っかけとして堕ちていって、何人かは普通に生活していて。武道館で知り合った東京の女の子達と仲良くなって、そのうちの一人Cは1997年春、ナゴヤドームこけら落としB’z LIVE-GYM Pleasureという、我々にとってこの上なく魅力的なこけら落としだった) へ一緒に行ったっけ。彼女とはお互い都心の大学行ってた間中は仲良くて、時々会ってはお互い人生相談なんかもしたりして(彼女は大学のサークルでバンドを始めて、ガッコウ辞めて音楽の道に行くとか言ってて、私が止めたなんてこともあった)、そのあとだんだん疎遠になって。気付いたら携帯も実家の電話もつながらなくなってた。Cともう一人仲良かったMちゃんからは去年たまたま手紙を貰ったけど、彼女も色々大変そうで。でも私は自分自身がどうしようもなく仕事で行き詰ってて、何も返事できなかったりもした。
元気なのかなあ。いつか会いたいな。話したいことがたくさんあるの。