the nearest DUNE

moeringal2006-09-30

浜松に行きました。大学受験や就職活動の頃などは週に2〜3回新幹線で通過していた駅、今私が通勤で使う路線の終着駅にもなっている駅です。「ひかり」で30分、「こだま」で45分、ローカル電車でも特別快速をつかまえれば1時間20分弱。京都よりは近くて豊橋よりも何でも揃っている感じの、一番近い『隣町』と言えるかもしれません。もっとも私、新幹線=寝る場所と考えているのでちゃんと意識して浜松を通過したのは数えるほどだと思うけど。新横浜〜豊橋あたりは基本的に寝てるか本に没頭してるエリアなので…。
基本的には食べ歩きで、あとは普通の街遊びみたいな感じでしたが、中田島砂丘という場所にも足を伸ばしました。駅からバスで10分ちょっと。いきなりエジプトで生まれて初めて砂漠を見てしまい、さらにピラミッドの側でラクダに乗って砂漠が眼前にバババッと広がっているのを見た瞬間『今が人生最高の時だ!!!』と思ってしまった私ですが、でもって今後もいつか敦煌ゴビ砂漠)やモロッコサハラ砂漠)にも是非訪れてみたいと思ったりするのですが、実は去年までそんな近くに『砂丘』が存在していることすら知らなかった。それっていかがなものか…。
住んでいる街からいちばん近いちいさな砂漠、中田島砂丘は思ったよりも砂漠っぽくて良かったです。結構草も生えているので、それが残念と言えば残念だけど、でもわざわざ抜いてしまうのも自然じゃないし。砂は、日本の海水浴場の砂を白いジーンズが全然汚れない程度にさらさらにした感じ。ズボズボ足が埋まって歩きにくくて面白い。頑張って砂の中をちょっと歩いていくと海が見えて、海は意外にキレイそうで、異常にハイテンションな関西弁の若者が走っていたりして、妙な異国情緒もありました。ストッキングはいていて、靴の中にもストッキングの中にも砂がいっぱい入ってきたのは我ながらやらかしちゃった感じだったけど。関係ないけど英語表記が「Nakatajima-Dune」「Nakatajima-Dunes」とあったんだけど、DUNEって複数形にできるのかしら。普通の川や海よりも数えづらい印象が…。まあ英語表記って、他の場所ではよく見る「Kinkakuji-Temple」「Fujigawa-River」みたいな表記も謎だけど(だって「金閣寺お寺」「富士川・河」だよ???)。
砂があって、地平線(?)みたいに砂と空の境目がただ広がっていて、ポツリポツリと頼りなげに草が生えている。ものすごく開放感があって、でもすごく淋しい気もした。いい景色でした。


【うなぎ専門料理店 八百徳】 浜松という事でうなぎを。有名なお店なんでしょうか?ふわふわしてて美味しかった。皆が食べてたのでひつまぶしを食べてしまったんだけど、うな丼で堪能した方が美味しい。
http://www.tokai.or.jp/yaotoku/