ハンサムな彼女へ

同期のタケヤマさん(仮名)からいきなり退職ご挨拶メールをもらう。以下引用。
「独身時代は仕事に励み、結婚したら家族と自分にウェイトを移すことは以前から考えていたことなので、自分にとっては比較的自然な選択でもあります。ウェイトを変えて仕事を続けることも当然考えましたが、子供をもったときのことを思うと、毎日3時間の通勤時間をおして●●(うちの本社がある場所)で働くことの魅力が薄れ、辞めた上で別の生き方を考えることにしました」 …タケヤマさんの旦那は、彼女が関西の旧三商大に行っていた時の遠恋4年間を含む10年越しのお付き合いだとか、途中大学をやめて美容学校に入って現在修行中とか、色んな話を聞いたような気がする。私、異動や実家通いのせいもあって同期のと付き合いが極めて薄いんで、忘れちゃったけど。
何かねー、彼女みたいな生き方とか考え方ってすごい私が、根っこのところで「こうありたかった」って思うものなんだよなあ。私とは何から何まで正反対だから。何もかもスパッと切り替えられる力、信じるものを信じて突き進む力が。私、すぐ考えちゃうもん。すごい計算しちゃうしそのくせグジグジ迷うし回り道だらけ。
でも、うちの会社って「女性社員の育児休暇取得率」と「女性社員の出産数」においては何気に日本の一部上場企業としてはトップクラスらしいんだけど、見る限り、私の年代で総合職で入った女の子って大半が結婚してから子供ができるまでの間に辞めてるんですよね。旦那の勤務地が県外だとか転勤についていくとか、そういうやむをえない感じの理由ではなくて、「家事と仕事の両立」で後者を取って辞めていくパターンが多い(そう言えばOG仲間・マキちゃんもそうだったなあ、厳密には会社違うけど)。逆に辞めずに続けて育休も取って、昇格していく女性の大半がそもそもは一般職入社だった人たちなんだよねー。よく考えると人事システム上矛盾してるよなあ。 そもそも硬くてデカいものを作るメーカーに総合で入る豪気な女子は完璧主義者が多いのか、それとも会社自体、“元・職場の花”を残していく度量こそあれ、“女性の積極登用と育成”のノウハウをまるで持っていないのか…敢えて現役社員の私としては結論づけたくないんで疑問は疑問のまま残すわけですが。
ともあれタケヤマさん、すっかり疎遠な私にまでご挨拶、どうもありがとう。共学進学校で生徒会長を務めたという噂に違わず、いかにもバリキャリな容姿とシャープな頭脳は私の憧れだったよ。5年半お疲れ様でした。


ちなみに実はこの日記、最近妙にトピックが多いんで18日の出来事を前出しで書いてます。明日こそは何事もないといいなあ。