シェーブ・リムーブの冒険

今日は午後有給とって美容外科(永久脱毛)→美容院(いつものとこ)という、『私的ビューティコロシアム』な一日を送るはずでした…が。、結局大枚13万8000円をはたいて一発カマそうとした前者は未達成ののまま。理由は、つい一昨日「世界バリバリ☆バリュー」に出ていた某・A美容外科。妙に胡散臭かったんだこれが。理由は以下の通り。

①トライもせずにいきなり本チャンの施術をしようとする。お試しを頼んでみるも、「本チャンの費用、もしくはバラで施術する際の1回分を支払え」と言われる
②そもそも美容「外科」を名乗るくせに医師がいる気配がまったくない
③カードOK、としつつ、実際カードで支払おうとしたら、5%上乗せの値段を言ってきた
④そもそもインテリアがやたら古ぼけている上、照明も本来の30%しか点けておらず、ものすごく貧乏くさくて寂れた雰囲気。全体にがらんとしてて、看護婦さんもなんかスレた感じ。

「バリバリ」で見せていた院長夫妻のセレブな暮らしっぷりとの差は一体…。…というわけでサインした書類を奪い返して、同じ機械が置いてあるという他のクリニックを突然訪問することにしました。実は、14万円以上入っている口座のキャッシュカードを持ってなくて払うに払えないし家に帰ってる時間もないし、5%余分に支払うのもなんか嫌、というケチな理由が一番だったんだけどね。(情けない。。。)
まずA美容外科まで行く途中の道にあったA美容クリニック(書いててまぎらわしいなあ)。ここはキレイでゴージャスで私がちょっと受付嬢から話聞いてる間に3人も患者さんが来たり、なんか勢いがある感じだった。契約前提だと言い切れば、医師のカウンセリングもちゃんとあるみたいだし。でもいかんせん、やっぱりヒザ下20万円は…いくらA美容外科の6回パックに対して永久保証とは言え、あとヒザ小僧も入った設定とは言え、やっぱり痛いかも。
次に、美容院のそばで偶然目に入ったPクリニック。医療レーザー脱毛専用クリニック、という、ちょっと素人臭い経営形態を除けば、ここが一番まっとうな雰囲気だった。受付の施術者と思われるオバサマも感じよし。永久保証でヒザ小僧込15万8000円、トライ&カウンセリングなら5000円(本契約時にはその分割引)と価格設定も悪くないけど、細々とやってる雰囲気が「永久」を考えた場合に少々不安ではある。潰れそうで。
ただしこの3つのクリニック、どこも誠実だな、と思える共通点があった。それぞれ、「永久になくなることは実際にはありえません。妊娠・出産などを機にホルモンバランスが変わって毛が生えてくることもあります」「絶対にヤケドをしないとは言えません」と必ず言ってくれる。「ハイ、もうツルツルになりますぅ〜ホラ!!!(と言って自分の腕を見せる)」というエステと決定的に違うのはここです。あ、やっぱエステじゃなくて医療機関の看板を掲げてるだけあって地に足がついてるな、という感じ。エステより強いダイオードレーザーが出る機械を使っていても、というかだからこそそういう発言になるのか。そういう意味ではいずれも信頼が置ける。機械のメーカーのサイトに3つとも載ってるだけあって、見せてもらった機械も一緒だったし。
…というわけで、胡散臭いと思ったA美容外科にしても、多分効果は一緒なんだろうなあと思い直しはしました。脱毛って何だかんだいって機械の問題なんで。特にワキやビキニラインの価格設定は他の3分の1近くになってるだけに、あのケチっぷりがそっくりそのまま低価格につながってる、かもしれない。トヨタ式コストカットでも工場の電気は昼休み期間全て消灯とかしてるし(そもそも質実剛健なメーカーの手法をそっくりそのまま美容外科なんていう虚実入り乱れた世界に取り入れること自体、無理があると思うけど)。
それにしてもA美容外科、昔の会社の仲良しヒロちゃんが通った実績もあるし、値段も広告で定額制をうたってる上安いしで、決め撃ち状態だったんだけどねえ。もう数年前から「やるならココ!!!」って。あの「世界バリバリバリュー」の妙に日焼けしたキモいおやじ(院長)とそいつが東京モーターショーで見初めたいかにも品のない元イベコンなマダムのゴージャスな暮らしっぷりと、医院の寂れた雰囲気の差の激しさで、なんかメチャクチャな抵抗感が出てしまいました。イメージ戦略も間違えると客を逃すってことっすね。