クレイジー・イングリッシュ

10年前、英語が飯のタネになるとは思ってもみなかった。高校時代の自分は私大文系のくせに英語が嫌いで、苦手意識のカタマリだった。それはひとえに通っていた高校がべらぼうに勉強のデキる学校だったせいも多分にあるし、中3からの英語教師が合わなかったというのもある。ともあれ、数学・物理ほどじゃなくても英語は嫌いだった。附属の大学にそのまま上がらなかったのも、高2の時点で推薦取れる順位にいなかったのもあるけど何より英語が嫌いだったからだ。見栄っ張りだっただけに一番偏差値の高い英語専攻に行かないのも癪に障るし、かと言ってそれで4年間やりきる自信もまるでなかったから。
そのくせ語学教育で有名な大学に入ってしまったのは、まあ最初に合格出たのと行きたい学科だったのと、あと第一志望の学部学科に滑ったからなんだけど、これがまた失敗だったなー。見渡す限り帰国子女だらけで、でも皆普通に頭いいの。鼻にもかけないし。外人講師も日本語ベラベラ。「英語なんてツールに過ぎない」という余裕の感覚だけ身につけて卒業。ただし4年次まで学科の必修科目で英語が用意されてて、気付いたらゼミまで国際報道専攻。履歴書だけ見ればバリバリのエーゴ得意キャラのできあがり。おかしーなー私高2の時点ではW大の一文行ってマニアックな生活満喫する筈だったのに、なんで蹴ってエセ国際派になってんだろう(それは入学金二重払いの代わりにヴィトンのバケツバッグを買ってもらったからだ。あと途中で第一志望に変えた政治学科滑ってくさってたのと)。お陰さまで会社入ってからは出身大学名だけで英語の仕事が断続的に降ってきて悪戦苦闘、でも思ったより英語がデキる自分を再発見。でも海外駐在とかは夢の夢なんだけどねえ…。
…というわけで(どういうわけだ)、今日は朝っぱらから英語の会議に出てその後は久々に気合を入れて英語の資料を作りまくっていました。英語脳なんてこの1年ですっかり錆び付いちゃったから疲れたよー。お陰で血糖値が下がって手が震えるの何の。それ解消すべくお菓子食べまくっちゃったしさ。お陰で太る太る。やっぱもうちょっと頑張ってみようかなあ、英語…。