さよならって言わないで

週に一度、部屋のお掃除をお願いしているおばさん(非常にレアだけれど日本語が堪能!)から、渡していた合鍵を返される。家族の健康状態が悪く、もう来られないかもしれないから、とのこと。

「わたしも最後まで来たかったんだけどね…」という彼女に、そんな事言わないでよ、お掃除できなくてもそのちょっと前には遊びにきてよ、と言って突っ返してしまった。大きなお世話かもしれない。


連休前の週末なので、オットと老舗日本料理店の、今まで行った事がなかった鉄板焼きパートへ。「20時半以降は予約でいっぱいです」と言われるあたりがラテンの国だなあ、と思う。宵っぱりなのよね。お客さんは見事に、日本人がいない!

…というわけで、自称“Kobe-gyu”のステーキを堪能。なんだなんだ、神戸牛ではないけど、赤味と白身がパックリ分かれている現地の肉とは違って脂がバリバリに乗っていて、十分美味しいじゃないか。焼き野菜や焼き飯も美味しかったし、日本庭園も立派だし、天井が広くておしゃれだし、それでいて「うかい亭」の半額で倍以上の量の肉が食べられちゃうんだからこれで十分だわ。手つきも本格的で思わずヒューヒュー言って拍手して楽しんでしまった。…だんだん反応が日本人じゃなくなってきたなあ。そして、そうなってくる頃には日本に帰らなきゃいけないんだよね。