優雅な休日と『10億』

祝日はオットは出社ですー。…と、いうわけで、最近韓ドラにすっかりハマっているkikiちゃんアンドふみふみ(いちおう仮名)と『韓流シネマ・フェスティバル2010』へ。新宿3丁目の渋い感じの映画館で、かわるがわる新作の韓国映画を上映するイベント…とのことで、驚くほど多くの女性がウロウロしている。しかしやはり特に中年女性が韓流に夢中なようで、私達は結構、最年少の部類。うーん、平均年齢の若い会社とほぼ同い年のオットのいる家を往復する身としては、ちょっとしたカルチャーショックな環境。私、まだまだ若い?


見たのは、kikiちゃんが翔ヤン(氣志團の)・真央ちゃん(フィギュアスケートの)に次ぐマイ・スウィートハートになりかかっていそうなイ・ミンギが一番目立つ役回りで出ている『10億』。10億って10億ウォン、つまり約1億円のことなのねー。内容はネタバレすると当初は『サバイバー』みたいな辺境の地での生き残りゲーム&足の引っ張り合い系インターネット企画番組かと思いきや本当に人がザクザク死んでいく…というわりとありがちなもの(昔読んだ日本のホラー小説『クリムゾンの迷宮』に一番似ている)。しかし、面白かったです。デスゲーム参加者がどんな理由で集められたのか、という謎を最後の最後まで引っ張って、最終的にゲームの主催者をそこまで悪者にしない形で終わらせたあたり、平凡だけど、上手い。


しかし私、韓流ドラマには殆ど興味がないくせに、韓国映画は結構見てるんだよなあ。「シュリ」JSA」「ブラザーフッド」「シルミド」みたいな大作系から「友へ チング」「私の頭の中の消しゴム」みたいなヒューマンもの、ラブコメ系の「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」 「誰にでも秘密がある」「B型の彼氏」まで。しかもほとんど映画館で! うーーーーーーーん、不思議だ。


ふみふみとのイタリアンランチに始まり、持ち帰っていた仕事を上映開始直前に見事片付けたkikiちゃんと爆裂トーク。そして、夕食の買い物をして18時半には帰宅して、ほんっとに久々の手料理(しかも、私が好きなもの)をゆっくり作ってオットの帰りを待つ。うん、優雅な休日だ。