ローカリズム>ナショナリズム

moeringal2010-02-27

中華街で有名なここ横浜は比較的、実は韓国・朝鮮系の方も多かったりするようです。実際、私が今住んでいる場所から徒歩圏に朝鮮人学校もあるみたいだし(ほか、近所にはロシア正教会なんてのもある)。


そのせいか、オリンピック女子フィギュアフリー翌日、普通の全国紙であるはずの購読新聞の朝刊を見てみたら、キム・ヨナの写真が多い多い!!! 下手すると浅田真央よりいい写真を載せているくらい。地方版に目を向けてみると、こちらも慶應大学近くのスポーツパブでの応援の模様を書く中、なぜか韓国人留学生へのインタビューだけが載っていて、日本人の学生のコメントはなし。ちなみに安藤美姫鈴木明子なんて申し訳程度に写真が載せてある程度っすよ。いやはや。


確かに勝ったのは金メダリストなんだから5位・8位の選手よりも大きく扱われるのもわかるけど、でも男子はライサチェクの写真なんてそんなに多くなかったよね? オリンピック=ナショナリズムの高揚の場では冴えない成績の日本人まで必要以上にクローズアップされてしまう現実を考えると恐るべしキム・ヨナ人気、っていうか、あらためてこの辺りって多国籍地帯なんだなあって思ってしまいました。きっとこの辺りだと、安藤や鈴木よりもキム・ヨナの方が人気が高いんだろうな、愛知県出身者よりは韓国・朝鮮系の人のほうがきっと多いんだろうし…。


うきーーーーー、もうちょっとミキティや明子ちゃんのいい写真が見たいー!!! だって私、日本人だもん。いや、むしろ愛知県出身者?


[:W200]


と、いうわけで、買ってみました東京中日スポーツ、通称トーチュウっていうか1面は流石というべきか浅田真央のいい写真(他紙と同じく表彰台の写真だったんだけど、この写真は「落ち込みオンリー」でも「愛想笑いオンリー」でもなく、「悔しいんだけど、泣きそうなんだけどなんとか笑おうとしている瞬間」で、ひとつ抜けていると思う)なんだけど、やっぱり最終面は全部キム・ヨナなのね…名古屋の両親によるとこの最終面、名古屋の本家「中日スポーツ」は違う内容だったらしいけど。内容は、日本人選手のカッコいい写真もいっぱい載っていたし、浅田vsキムのエレメンツ分析まで載っていて一段上のアプローチをしていたけど、今度実家に帰ったら思う存分、保存を依頼してある中日新聞中日スポーツを読もうっと(実は一緒に買ってみたスポニチの方が日本人フィギュア選手の記事に関しては楽しかったかも)。


しかし、それ以上にローカリズムを熱く感じたのは2面以降です。久しぶりに中日ドラゴンズの選手の写真を見たよ!!! 荒木! そして引退したと思っていた立浪まで!!

今度、愛知県ローカルの魂を呼び起こしたくなったら(もしくはホームシックになったら)、またトーチュウを買おうと思います。