ショート・ショート・ヴァケイション〜憧れの地へ

moeringal2010-01-14

転職して以来この4ヶ月、憧れていたレストラン「ロオジエ」に、ついに行ってきました。って言うか、毎朝毎晩の通勤ルートに位置していて、日々ただ事じゃないオーラを発しているんです、このお店。気になって仕方がないの。本当は去年、ボーナス時期に行こうと思っていたんだけど、土日の予約は春まで取れなさそうだったので、半日有休で。うちの会社は入社後3ヶ月たてば有休が取れるらしいのでそこは問題なさそうだけど、初有休がコレって…。

毎日毎日横を通りがかるけど、今日は客です。しかも、車。車種を事前に伝えていたお陰で、店に近寄るなり、いつものドアマンが、今日はにこやかに近寄ってきます。

結論。悔しいけど美味しかった。

あんまりミシュランとかって信用していないし、好きじゃないんです。予約が取りづらい店っていうのも好きじゃない。でも、美味しかったです。肉の塊とかは出てこないんだけどどのお皿もボリュームがあって、しかも重くない。柑橘系がうまく効いていて、スッキリしているのもよかったのかな。

あと、帰ってきてから手元のザガットを読んでみたら「デセールの追随は他の追随を許さない」ってあったんですけど、わかりますソレ。とにかくデザートが長かった!!!メインの後の口直しで小さいタルトにクリームブリュレにマカロンにジェリーにスナック、ようやく普通のデザート、そしてダメ押しが最後のコーヒーのお茶うけ小菓子。ワゴンに20種類以上ありそうなお菓子が山盛りになって運ばれてきて「ご自由にお選びください」だもんね(写真は私の選んだお菓子です。全種類食べたかったよー)。気づけば、ランチの時間中半分近くがデザートに費やされていました。

時間ギリギリまで食べて、会社までは徒歩30秒。「私が入った頃は半年経たないと有休取れなかったわよぉ」と古株のお姉さん(モデル風、全身ツモリ、推定年齢40才)に嫌味ではなく単に本心っぽく言われても気にしないわー(すぐ側のレストランに行くために有休取ったのは内緒だけど)。嬉しかったわー。

しかしレンアイつれづれをなくすと、人間、食い気しかなくなるものなのですね! たまにマメに日記書いてても食べ物の話しかしてないよ私!!!うちの夫は外食好きで、「普段の生活を切り詰めてでも、たまには美味いものを食いに行きたい」という人なのでいいんだけど、「結婚するなら料理を作るのが好きな子と…」「ドライブのとき、自分が何も言わなくても持ってきてくれる手作り弁当は刺さる!」と大半の独身男子が言うのも、今ならうなずけるわ。食い気と経済性って、色恋なしで長く「生活」していくには必要不可欠だもん。皆、なにげに先を見ているのね。