リアル・ホーンテッド・マンション

moeringal2009-10-30

銀座あるいは横浜で生活をしていて思うのは、「ハロウィンってこんなにメジャーだったっけ?」ということです。

実は先週の週末あたりからようやく精神的・物質的に生活に余裕が出てきた(体力的にはほぼ限界なのでさまざまな挨拶事やマナー的なことはできていないのですが…)ので周囲を見渡す余裕もあるわけですが、とにかく右を向いても左を向いてもハロウィン・ハロウィン。ランチで安い定食を出す居酒屋すらカボチャが置いてあります。

新しい会社は帰りが遅いせいか、飲み会というものは人が出入りしたりあとは5月の新卒社員歓迎会と12月の忘年会以外ないようなのですが、代わりに毎月「お誕生日会」なるものがあります。小さい会社だけに、その月にお誕生日を迎える社員全員をお祝いする趣旨なんだとか。そこでは就業後に軽いアルコールの缶や軽食が出るのですが、その10月のテーマも、駄菓子やドーナツまでハロウィンに完全統一。隣の席の女の子が残業中にパクついていた普通の菓子パンにもジャック・オー・ランタンの顔が刷り込まれていたし、草食系男子が闊歩する日本企業のこの会社にもどうやらすっかり浸透しているようです。

[:W200]

そして当日(たぶん)。結婚式を手伝ってくれる方にお渡しするギフトを買い出しがてら「気分もいいし、たまには横浜らしい場所に出かけてみよう」と、引っ越してきて初めて山手方面に足を運んでみたら…

なんか子だけではなく親まで仮装してて、普通の格好ではクルマから降りづらいくらいだよー!!!

魔女とかみつばちとか白いドレスのお姫様とかカボチャマンとか幽霊とか悪魔とか、とにかく「そういう人」しかいない。その中に普通の格好のわれわれが混じるって…何かちょっと空気読めない人みたいでいやだわ。仕方ないので何だかテーマパークのライドに乗るように車でスルーしました。

私が東京に住んでいた頃は、まあ一昔に迫る感じなのですが、ここまで浸透していなかったんだよなあ。「山手って立地が悪いんじゃねえか」という説もありますが、もうちょっと、季節商品を楽しむ心の余裕ができるといいな、とは思いました…。