週末にはおうちで映画〜『ナイトミュージアム』

某ツ●ヤから来た旧作半額クーポンで、雪の日対策に借りてきた映画。
ひさびさにこう、何と言うか…映画観て癒されたって言うんでしょうか。最近観た映画のラインナップが『スウィーニー・トッド』とか『デスノート』とか、人がゴミのように死んでいく内容ばかりだったせいで、この予定調和的ハッピー感にはたまらないものがありました(笑) とにかくおバカでB級感も満載(主演はマイベスト飛行機の中ムービー『ドッジボール』に出てたヘンな役者さん)、奇想天外でドタバタでちょっとホロッとする一幕もありつつ大活劇の末ハッピーエンドという展開がもう最高です。まあ、ネタバレすると、「夜の博物館は展示物が一斉に動き出すんだよ!」 といういかにも子供だましな話なんだけど、そこが単純でいい。ロビン・ウィリアムスセオドア・ルーズベルトになってたり、イースター島のモアイのレプリカがガム噛んだり、ティラノサウルスの安っぽい骨格CGが動き回っていたり、古代ローマ人アメリカ・フロンティアのミニチュア人形同士がケンカしたりするのが単純でバカバカしいんだけど、安心して笑っていられます。現代的な親子愛が軽く織り込まれていたり、子供が世界史好きになるよう仕向けていたりするベタな子供だまし感も、また良し。オトナが見る場合は、単品でものすごく期待して観ずに、陰惨な映画とか複雑怪奇な展開を見せる映画でお腹一杯の時に観るとよいかと思います。
舞台となる美術館はどうやらNYのアメリカ自然史博物館。他にもセントラルパークやらブルックリンやら、NYの映像満載。ニューヨーク、真夜中の美術館、動き出す展示物…という組合せで私が真っ先に連想したのはNHKみんなのうた”の誇る名曲(だと勝手に思っている。ポップでお洒落でちょっと怖い、ドキドキする曲。軽く20年前の曲なのに未だにサビが口ずさめる)『メトロポリタンミュージアム』なわけだけど、いやあ公園挟んで反対側にある自然史博物館も楽しそうだなぁ。自然史博物館は子供だまし、という人の噂を元に、NYの美術館と言えばメトロポリタンかヘンテコな建物が心惹かれるグッゲンハイムに行ってしまう私ですが、今度NYに行ったら是非自然史博物館に足を運んで、その子供だましぶりを楽しんでみたいな。