週末にはおうちで映画〜『デスノート』『デスノート the Last name』

私がかつて漫画読みだったという事を知る人皆から薦められていた漫画の映画版、あの『デスノート』をようやくTVで観ました。2週連続、他の用事で見られない分もしっかり録画キャッチアップして。っていうかそれだけ色々な人から口を揃えて「絶対面白いから!」「絶対moeちゃんの好みだから!」「絶対転ぶから!」と言われると観る気も読む気も失せるのが人情ってものでしょう。ってそんな奴、私だけか。我ながらひねくれているなあ。
うんうん、なるほどこれは主題歌=レッチリ、挿入歌=スガシカオっていうのが単に好みってだけじゃないわ。女性キャラの書き込みが浅いのは別として、確かにキャラクターとして私好みです、Lもライトも。死神CGアニメのキレイなのにやっぱりチープな辺りも、B級感が全面に出ていて逆に結構いい感じだし。何より裏の裏をかく的なやりとりがニヤリとできる感じで面白かったので、これは一回漫喫に行って原作をフォローアップしたいところです。実は、松山ケンイチが何でそこまでもてはやされているのかいまいちよくわからなかったのですが、いやーこれは大納得。カッコいいっすよ、L。バーベキューの串でドーナツを食いまくっている異様さもツボ。しかし私、数年前も『パイレーツ・オブ・カリビアン』でもジョニー・デップの海賊ジャック・スパロウにすっかりヤられてたからなぁ。もしや、目に隈があるというかむしろ目の周り真っ黒な不健康そうな人っていうのに対して本能的にときめいてしまったりする性分なのかも知れません。自分の悪趣味さには相変わらず客観的に辟易します。
一方ライトの藤原竜也くんですが、こちらも「こぎれいな実はアンチ・ヒーロー」ぶりがなかなか素敵でした。彼のあのいかにも無難な美少年フェイス(年を取って小皺が増えてきたのもまた良し)って、アクの強い脇役を輝かせることにかけては天下一品だと思うなあ。逆に彼のあのルックスが底支えしてくれているというか。『デスノート』でLがあれだけいいのもライトが無難にライトしてるからこそな気もするし(原作読んでないので何とも言えませんが)、昔の映画版『バトル・ロワイアル』で無名時代の柴咲コウの眼力がものすごく際立っていたのも、主人公藤原竜也が普通に無難で正統派な少女マンガヒーロー顔だったからこそ…な気がしたものだし。
ともあれ、思った以上にじゅうぶん引き込まれました。だって、先週第一弾を観て、こんなに翌週が楽しみだった二週連続放送の映画なんて珍しいもん。…というわけで、原作にどっぷりの状態で映画館で観ていたらどう思ったかはわかりませんが、新作割増価格のレンタルDVDでなら借りる価値は十分にあったのではないかと思います。ただし、必ず2作連続で観ること! 片方だけではどっちにしても、わけがわからないので。