化粧品と軽自動車とパチンコと

昨日23時頃に測ってみたら熱が37.8度あったのを受けて、今日は一日家で寝ていました。寝すぎで背中が痛い…。
起きている時もイマイチ頭を使いたくなかったので、ネットサーフィンするかボーッとTV見ているかという感じだったんですが、いやあ予想以上の波及効果のようですね、倖田來未の失言ネタ。コーセーの特集サイトは閉鎖されるわ新譜のプロモーションは当面自粛だわ、かなり大変な事になっている模様です。まあこの日記でも過去に似たようなネタの失言問題を取り扱った事もあれば、事ある度に『いつまでギャルメディア=“女子のアイドル”市場は三十路の安室・浜崎に頼るのか』などとぼやいている関係上、一応ちょいと所感を…。

と言っても、何とも言いようがないんですよねー。強いて言えば、「そんな根も葉もない話をどこから聞いたのか」「何だって『羊水』なんて言葉が条件反射のように出てしまったのか」というところでしょうか。一体ツネヒゴロ何を考えながら生活しているんだ、コーダちゃん。
コーダちゃんの言わんとすること自体はまあ、25才の夢も希望も結婚願望もある女子の本音としてはきわめて一般的な部類と言えます。周囲を見渡しても、私の友人は皆、少なくとも28才くらいまでは「やっぱり子供が欲しいって思うと、20代で結婚しておくべきだよね〜。ママ友とあんまり年が違ってもやりづらいし、授業参観で“老けたお母さん”なんて子供がかわいそうだし…」というのが共通見解のようでしたし、会社でも目上の男性から新人女子まで「子供を産む事を考えると、結婚・出産は20代の間にすべき」という意見の持ち主が大多数を占めている(と、いうわけで20代の間に母親になれなかった私はあちこちで腫れ物に触るような扱いを受けています。もう開き直ったけど)。やっぱり30過ぎての初産はマルコウだろうましてや35なんて、という世の中の見方は今でもそれなりにマジョリティ、その考え方自体が明らかに異常で常識知らずというわけではありません。
問題はそれが公共の電波でしかも生放送だった事、タダでさえ少子化を受けて国中がセンシティブになっている出産問題において『羊水が腐る』というあまりにも露骨というか何と言うかな表現を使った事、本人に『倖田來未=エイベックスの歌姫・若頭』という自覚が欠けていた事…と悪条件が揃ってしまった事なんじゃないでしょうか。あゆも昔随分な失言をしたらしいけどそれが電波に乗らないコンサートという場だったからネットで叩かれる程度で済んだみたいだし、「35を越して初産だと色々大変な事もあるって聞いた事があるんで…」くらいの言い方ならそこまで叩かれなかったと思うし。そうそう、コーダちゃんの良さであり悪さでもあるのが、そのいかにも『気取らない関西のおねーちゃん』然としたところなんだよなぁ。イマイチ『カリスマ』になりきれないと言うか。最近のCMでは相当カリスマ性ある可愛くてキレイなのもあったけど、その媒体がいかにもヤン車スメル漂う軽自動車・ゼストスポーツだったりパチンコだったりするあたり、どうにもこうにも。

倖田來未、「35歳で羊水腐る」発言を公式サイトで謝罪

 歌手の倖田來未(25)が1日、ラジオ番組の深夜番組で行った発言について自身の公式サイト上で謝罪した。
 謝罪したのは倖田がパーソナリティを務める1月30日のニッポン放送倖田來未オールナイトニッポン」での発言。倖田は女性の出産に関連して「35(歳)ぐらいまわると、お母さんの羊水が腐ってくるんですね、本当に」などと発言。30代で出産する人への配慮を欠いた発言だとして、ネット上の掲示板などで発言を問題視する意見が相次いでいた。

[2月1日20時38分配信 産経新聞]