ごめんね

さて、私が夜の蝶の皆様と大騒ぎをしていた頃、親友E子はクリスマス休暇でシンガポールから帰ってきた彼と彼のご両親とフレンチを食べていたのだそうである。初の対面で緊張したけど全然大したことなかったよ(笑)、との事。まあ、如才なく賢くお行儀のいい彼女を嫌う人がいるとも思えないんだけど。ともあれ彼のご両親も、E子のご両親に負けず劣らず大喜びだったのだそうだ。
朝、彼女からのそんなメールを見て以来、何となくずっと、何かが心に引っかかっていたんだと思う。思いのほか常駐先での仕事がスムーズに片付いて、面倒な会議もひとまず年内分は終わって、意気揚々と「よいお年を」トークをしていた筈なのに、何となく色々な事を考えてしまう。

夜、「ごめんね、こんな年まで独身のままで」と母に言ってみた。

「別に。でも、あんたがそんな事を思う時があるとは思わなかった」と母は返した。


やはり年末は、色々と感傷的になってしまうものらしい。