なり損ない三姉妹探偵団と独居老人

夕飯前、時間つぶしに藤が丘のバーゲンに行こうとしていたら唐突に昭和区の伯母(母の姉・次女)から電話。覚王山の祖母と連絡が取れないらしい。NTTに問い合わせたところ、数時間前から受話器が外れているとのこと。「まさか救急車を呼ぼうとしてそのまま倒れたんじゃ…でもそれって何時間前の話よ!だとしたら、まさかもう、手遅れ…」一家に緊張が走る。13年前に独居を選んだのはまぎれもなく祖母自身だけど、今や88才だもんなあ。…というわけでよりによって『最悪の事態』が脳裏に思い浮かんでしまった昭和区の伯母はもちろん、今池の伯母(長女)も腰が重く、結局一番遠くに住んでいる我が家(三女)が一家全員で覚王山まで飛んでいくことに。30分後、果たして祖母は平然と無事だった。腰が抜けた。