老いらくの手習い

終日、研修センターで英文ビジネスライティングの研修。「中級コース」って事で、「初級なんてチョロいぜ」とばかりに前の部署時代に一緒に仕事してた元駐在員やら帰国子女やらの人たちと大量に再会した。皆相変わらずで(2年下の子達は随分さばけたオトナになってたけど、それもまたウェルカム)嬉しい。システム部門で海外システムの構築やってる同期(男)は知らない間に結婚していて、「やー僕もやっと結婚しまして…」ってあんた同期じゃん。でも同期ってよく考えたら殆ど結婚しちゃったのよねー。それにしても私、新婚ホヤホヤで浮き足立ってる同期たちに比べて、今や焦りの領域を超越してすっかり達観しているのに驚く。何かもう、一足飛びに老人になったような気分よ。
老人と言えば今回の研修内容だ。ものすごく楽しかった。ネイティブではないけど長年アメリカの会社で仕事をしていたような外部講師がかなり実用的な英文の作り方を日本人目線で教えてくれて、英作文の演習がいっぱいあって、8時間があっという間だった。ネイティブの先生もいいけど、ある程度英語に慣れた身としては逆にあらためて日本語でカッチリ勉強したくなるんだよねえ。フォーマルとカジュアルの言い回しの使い分けはもちろん、冠詞や現在完了や過去完了の適切な使い方すら、目から鱗が落ちる感じだ。楽しい。若い頃っていうか学生の頃、嫌いで嫌いで仕方なかった英文法だったのに。社会人1年生の頃も、大学の生涯学習講座でお値打ちなベルリッツを申し込みながら、半分も通わなかった英会話だったのに。退屈だったものが年を経たらものすごく面白いものだってわかった瞬間!!! 多分死んだ父方の祖父が過ぎてから長唄にハマって週一のお稽古を楽しみにしていたその心境にすごい近いんだろうなあ。また来週もあるので楽しみです。