開幕・美老人時代

私は基本的に、「10年以上、同じ人間が一つの自治体の首長をつとめ続ける」事にはあんまり賛成したくない方です。膠着もしくは色々なところでのしがらみを招く気がして仕方ないから。加えて石原慎太郎が(加えて細木数子も)かねてから主張してる「女性は女性らしくすべき」理論もなんかこう、なんかなあ原因は女性サイドだけじゃないでしょって思っちゃう人間でもあります。だからもし自分が都民だったら多分違う人に適当に入れたと思うんだけど。
でも今回の都知事選は客観的に圧勝だろう。だってホラこう、違うもん。慎太郎ってばやっぱオーラあるんだもん。74才三選なんていい加減にしてくれい美濃部・鈴木じゃないんだからさー、と客観的に思いつつ、あり余るオーラ。何これ。
そこで少子高齢社会の今だからこそ、私は新たなる概念を提唱したい。その名も『美老人』。美少年・美青年から敢えてチョイ悪親父を通り越して、この『美老人』は今後重要なキーになるに違いないと見ている。そしてその元祖にして筆頭が慎太郎だ。背が高くてハンサムで目の輝きが未だヤンチャでスポーツマンでぼんぼん&遊び人スメルを多少残しつつ高学歴、しばし強引な言動。どうでしょう、これって年齢さえ外せば普通にオーセンティックな「モテ」の要素じゃん。そのまんま昔も今もJJが取り扱う慶應ボーイ(いやシンタロは一橋だけど)。女性サイドでは既にSTORYやVERYが20代向け雑誌そのままのパワーと勢いで提唱してる「飽くなき『キレイ』と『ステータス』と『幸せ』の追求」、その最終形態において恐らく『幸せな私★』のボーイフレンド役として想定される相手こそ、この『美老人』であろう。その多くはもともとのパートナーに先立たれてしまう(男女で平均年齢違うし、よく出てくる「幸せマダム」の旦那様の多くは年上の模様なので、さらなる死亡年の差が予想される)彼女たちにとって、第二・第三の人生を再び輝かせるのふさわしいボーイフレンドの最高峰。お洒落してオープンカーで湘南の海岸を疾走するグラビアの『彼☆』が慎太郎だったら、そりゃ「幸せ美老女」としては素敵でしょう。結婚リスクを捨ててるから『ヤンチャな瞳』なんかも再度ポイント上がるに違いないし! 
輝く幸せ老後ビジョンとしては「若い美少年をはべらせる森光子路線」もあるにはあるけど、若い男はやっぱ若い女がいるし、そもそも少子化で「少年」の絶対数が期待できんからなあ。定期的なデート相手ともなるとやっぱ老人ホームとかで出会う老人同士のほうが自然。って事は近隣の老人ホーム同士の合コンとかもメジャーになったりするのかしら。ジム完備の高級ホームの男子が人気だったりとか。
閑話休題。さあ高齢社会を象徴する74才美老人・慎太郎率いる東京はオリンピック招致に成功するのかしないのか。今後も見守りたいところです。