女子の牙城、カップルの牙城

moeringal2007-02-18

わたくしが通算2●年在住している愛知県(含む名古屋市)は、欧米に匹敵するくらいのファミリー文化・カップル文化ではないかと勝手に思っています。カップルか、もしくはファミリーじゃないとどうにもこうにも入りづらい場所がやたら多い。普通のデパートですら、20代女性客の大半は「彼と一緒」もしくは「母親と一緒」が大多数で「女の子同士」「ひとり」は相当マイノリティ。特に衣替えの季節によく見かけるのは、人気ショップ(もちろんレディースしか置いてない)の前には、試着したり物色したりする女子を黙ってニコニコじっと待つ男子がズラリ…ってやつ。辛抱強いよなあ、みんな。私だったら無理だできない。しかも何店舗もなんて、申し訳なくて相手に。
このファミリー/カップル文化、ホントに浸透してまして、特にアウトレットなんかは個人的には男子の一人も連れていないとまじで居心地が悪いの。…っていうか皆「見たいところをじっくり見たい」って話にはならないのかなあ。私なんかデートで連れてってもらっても待たせるのが申し訳なくて、結局相手の好みに合わせてスポーツブランド&ビームス行脚になったりしてすごいストレス溜まっちゃうんですけど。見ていいものなのかしら、ボディドレとかナチュビューとかclearとかセルジオ・ロッシとかフルラとか、そーいう男子にはおよそ縁のなさげなお店の数々を。
しかーし。そんなカップル文化の中ひそやかに存在する「女子の牙城」を、ついに発見しました。意外にも何を隠そう、いわゆる隠れ家ビストロ、隠れ家イタリアン、隠れ家バー。こじゃれた内装で美味しくておねだんやや高め…みたいな、イメージとしては「シックでオトナなデートで連れてってもらうところ」以外の何者でもない場所。それこそが「女子の牙城」。だってそういうお店って、ホントに女性2人とか3人とか一人客が多いもん。逆にカップルが少なかったり。結構どこでもそうなので、改めてびっくりなんだけど。
一方で、「絶対に女子同士/ひとりで入ってはいけない店」も厳然として存在します。それは星ヶ丘(ラシックでも可)マ・メゾンとハンバーグのヒッコリー本店。ここはデパートと違って「親と入る」のもダメな、まさにカップルの牙城(家族連れといえば、自分と同世代かもっと若い、「夫妻」よりも「カップル」という単語が似合う初々しくラヴな雰囲気のご夫婦とその3〜4才のお子様のみ)。例え本当は自分にラブラブの彼氏がいても、うっかり女子同士で入ってしまったが最後、『違うんだー!!! 私だってホントは結婚する気を示してくれる彼氏がいるし、決して淋しい身分ではないんだー!!!』と(たとえ実際には彼氏がいなくても)わめきたくなる事うけ合い。ま、女子の牙城とカップルの牙城はキッチリ見抜いて楽しみましょうね。…ってそんな事思ってるの私だけかしら。
=====================
というわけで女子の牙城系を堪能した今週末です。先週のしわ寄せもあって、フラワーアレンジメントまで行っちゃったり、とにかく多忙でした。今日のハート型の壁飾りはいつになく失敗したので、ちょっと不満。


【Casa dell' amante (カーザ・デッラマンテ)】 大津通電気ビル(ベネトンとSISLEYのビル)の地下にある「イザーレ・シュウ」で修行した人が独立したお店、との事。正統派イタリアン。グラスワインのセレクトも抜群。インテリアはいかにも白っぽいコンテンポラリーイタリアンな感じでスッキリしててお洒落。意外に大箱だけど個室あり。口取り+前菜(結構しっかりした一皿)+スープ+パン+パスタ+メイン+デザート+コーヒーor紅茶でディナー6,500円は妥当と取るかやや高と取るか。でも、本当にコンテンポラリー系としては抜群のラグジュアリー感があるので、まあ妥当なのかな。まだネットには出てないお店なので、新しモノ好きな人はお早目に。関係ないけど私、まだ本家イザーレに行った事がないよ…。

【イグレック アサイ】  白基調ながら↑よりは甘口なインテリアが雰囲気のいい東桜NHKビル近くのフレンチ。味もよし。ランチは「A plus」というメニューでポーション的にはよかったんだけど、やっぱり「B」で食べれるオードブルらしいオードブルも食べてみたいかなぁ…(一皿目の帆立のグラタン、すごく美味しいけど存在感がありすぎて前菜っぽくはなかったので)女性が切り盛りしている感じも、またよし。
http://www16.ocn.ne.jp/~y-asai