金融街の朝 〜ドイツ・イタリア旅行記(1)

moeringal2006-04-28

朝6時、フランクフルト着。いわゆるベタなヨーロッパって実は本当に久しぶり。えーっと、一昨年のGWにウィーンとザルツブルグに2日くらいいたくらいかな。当時のチェコハンガリーEU加盟直後(ホントに3日目とか、そんな感じ)だったから通貨も違ったし国境もあったし。しっかり『西欧』で何日も過ごすのは3年前のスペイン以来。
ゴージャスな中央駅近くのホテルから金融街を抜けて、ガイドブックに載ってる旧市街で写真だけ撮って、ハウプトヴァッヘ(旧市街にもショッピングスポットにも近い地下鉄駅。大きな時計台がある)のデパートの屋上の食堂ビュッフェで昼食。単なる屋上だけどオープンエアで、湿気がなくて気持ちいい。思った以上に寒いけど。
屋上からは、左手に旧市街、右手には高層ビルが見えた。サイバーな金融街と旧市街が徒歩圏内に並び立ってる雰囲気は、ちょっと欧州では見慣れない構図でびっくりする。こんなんアリ?  でも、そう言えば朝、ホテルからこっちに向かって歩いてきた道はドイチェ銀行本店とか州立中央銀行本店とか、いわゆる新宿系(NYみたいにクラシック感がないって事)の高層ビルだらけだったからなあ。中でもバカバカしいくらい超巨大な「€」マーク看板つきのビルは通称ユーロタワー、欧州中央銀行本社は特筆モノで、IDカード(うちの会社で言う従業員証)持って入ってったおにーさんたちが揃って全員身長185センチ以上、9頭身、金髪、クールな顔つき、よさげなスーツだった。世界各国、どこへ行っても金融街のエリート然とした連中って独特のオーラがあるんだよなあ。ソウルでもE子とどれだけきゃーきゃー言ったことか(笑)ユーロタワーの看板の通り、ユーロは強い。その後行ったフランクフルトの銀座並木通りとでも言うべき(いや、ホントに似てるの)、ゲーテ通りのヴィトンはエビちゃんバッグこと白ヴェルニのリードPMを筆頭に何でも揃ってたけど、感覚的には2000年パリの2.5倍なんだよなあ。仕方ないから最終目的地のローマで時間がないのを見越して、香港の空港免税店で目をつけておいたプラダの旅行用ショルダーを€320で買う。早速明日から使っちゃおうっと。
15時過ぎ、ホテルに戻って爆睡。起きたら20時過ぎだった。