デトックス・ラブ

友人E子と喋っていてこんな言葉を作ってしまいました。以下、説明。

ある程度独身生活を続けていくと、「あー、あたしってレンアイ的に汚れてるなあ」と思う瞬間がある。彼氏がいながら得意先の男の人にときめいちゃったりとか、彼女のいる人を好きになっちゃったりとか、その類似パターンで付き合ってるとばっかり思ってた彼には実は本命の彼女が別途いたりとか、モトカレから何食わぬ顔で結婚報告の年賀状が来ちゃったりとか、唐突に上司に迫られたりとか、唐突にイケメンのエリートから迫られても素直に喜べず詐欺の可能性を常に考えたりとか、好意のカケラもないのに何となく言い寄ってきた男とデートしたりさらにはセックスしちゃったりとか、具体的に不倫だ浮気だなんて形になってないものからなっちゃったものまで、内訳は色々だと思うんだけど。少なくとも私の周囲にいる“U-26”で結婚しなかった女子で、そういうネタが全く上がってこない子はほぼ皆無。
 そこで我々に必要なのは何と言ってもデトックス。今や猫も杓子も毒という毒を吐き出しまくっている今日、レンアイ細胞に溜まっている毒もデトックスすべきだ!
 …でも、どうやって?
 昔から「失恋を癒すのは新しい恋」というのは定番中の定番。じゃあ、溜まりに溜まった「過去のレンアイ経験」という名の毒を消すには?…やっぱりレンアイしかないでしょう!
 デトックス男は、情熱的かつ素朴に迫ってきてくれる人がいい。そしてさらにルックスが自分の好みの範囲内の人。もう一つ必須条件としては、他に妻や彼女や他の女友達の気配がない人。あと、ステータスは問わないけど、できればホストや途上国の美少年みたいな「ゼニ」が多かれ少なかれ絡んでくる相手は避けたい。そういう人と打算・駆け引きナシでつきあってしまう。うわあ恋ってこんなに楽しくて夢中になれるものなんだ、と一皮剥ける事うけあいです。もちろんそこで一気に結婚に突き進むのもアリはアリですが、ぶっちゃけ期間短くして別れてしまってもいい。後者の場合、嵐のような恋が過ぎ去った後の我々は、失恋の悲しみに打ちひしがれながらも、恐らくはスッキリと生まれ変わっているはずです。すなわち、再び純粋な気持ちで恋愛ができる真っ白な精神へ。それだけじゃない、デトックス以前のレンアイで見せつけられた、さまざまな汚い部分も忘れてしまうでしょう。
ポイントは、そんなデトックス・ラブのお相手とは、一度別れたらもう会わないこと。もし夢が覚めたら、タダの「One of the 過去のレンアイ経験」に成り下がっちゃうからね。