2022年キャスト版東宝エリザベートが円盤化するそうですが

花總シシィが円盤化されないってヲタが揉めてますね!花總さんご自身が今回で終わり、を幻の2020年公演の時点からほのめかしているし、愛希さんも好評なのでそれ自体は否定しないけれど(サッカーの「代表引退」みたいなニュアンス。その理由もやっぱりサッカーの代表引退みたいな感じだと思う)、宝塚版の初演から26年シシィを演じている、と数字が出てくると、どうせなら4年後もう1回やってくれないかな、とニヤニヤ思うわたしである。エリザベートって2幕のルドルフが死ぬ辺り以降は50代設定だと思うし。

花總まり 日本の顔|文藝春秋digital

今回、花總まりエリザベート・古川雄大トート・香寿たつきゾフィー、というキャストの日に普通に楽しく観ていて(2019年もあったキャストなんだけど多分その組み合わせの日のチケットが取れていなかった)帰り際にふと気付いてしまった。トートどころか、ゾフィーもかつてはルドルフだったのだ、エリザベートは同じ人なのに。何やらぞくぞくしてしまう。

こうなったら4年後、木村達成フランツあたりをキャスティングして、トートもフランツもゾフィーも主要キャストほとんど花總シシィに対する元ルドルフ、という30年もののホラーを達成してほしい(※)。劇中エリザベートがブランコ(宝塚版だと綱渡り)から落ちた子供の時も60代でルキーニに刺された時も黄泉の帝王トート閣下の様子がまったく変わらないのとある意味逆で、なんだかものすごくシビれる。舞台の魂は通常の公演にこそ宿るものだと思っているので「ガラ・コンサート」なんてつまらない形ではなく、是非、普通の公演でよろしくお願いします。その組み合わせ全通したい。


三浦涼介ルキーニくらいだと悪くないかなとも思いますが、個人的にはルキーニは異種格闘技感があった成河や松也バージョンが好きなのでそこは拘っていない。ただの個人的趣味です。