記憶の中の渋谷~ニート日記2022-19

雨風が強かった翌日。朝からベランダを掃き掃除し、排水用の溝をモップかけをする。

汗だくになってしまったのでシャワーを浴び、家で軽く食べた後、午後から渋谷Bunkamuraシアターコクーンへ。天海祐希鈴木亮平のW主演「広島ジャンゴ2022」を観劇。現代と西部劇の異世界転生的なストーリーに普遍的な疎外などの要素が加わり、なぜか鈴木亮平が随時ラップを披露という、テーマは重めながら楽しい内容だった。しかしこの子連れ女性ガンマン、「もとタカラヅカの男役」にうってつけのカッコよい役どころだったんだけど、いつまで天海祐希が独占するんだろう、とちょっと思ってしまった。もう少し若いOGでもいいよね…贔屓に回せよとは言わないけどさ(客観的に見てそこまで動員も話題性もないし…)。

帰り、地続きになっている東急百貨店本店の食料品フロアで少し買い物をする。ものすごく空いていて驚いてしまった。失礼ながら、食料品でこれでは、閉店決まるわけだよなぁ。20年以上前、上のほうのフロアでは当時まだお騒がせキャラでありつつもファッションリーダーだった梅宮アンナがお母さんのクラウディアさんと一緒にお買い物してるのを見たこともあったりして、全体に高級感のある落ち着いた雰囲気に漠然と憧れていたのに、なんとも淋しい場所になってしまった。高級ブランドは未だにきっちりいい感じで並んでいるので、外商の需要はあるんだろうけれどね。ちなみに行きに少し時間に余裕があったので109にも寄ったんだけど、こちらも私の記憶の中よりもずっと人が少なくて、ラフォーレか⁉というくらいロリィタ色が強いフロアがあるわ、逆に記憶のまますぎるセンスのフロアはあるわ、平日昼間だからしょうがないけど人寄りがあるのがアイドルとのコラボショップばかりだわ、何とも散漫な場所になっていたのにも驚いた。栄枯盛衰とはよく言ったもので、しかし私は20世紀末の渋谷の異常な熱気をいつまでも覚えていたい。

夜は再び出かけて、横浜市内で事情通ヅカファンのRちゃんと軽くご飯。ほぼ100パーセント話が分かる人はいないであろう店で盛り上がってしまった。事情通の世界は私に見える世界とは全く違うけれど、まあ別世界過ぎて面白いよね。